【新車・中古車購入術】日産セレナの選び方&リセールバリュー 【特集・コラム:生活・文化】
ハイウェイスターがシリーズ全体の70%を占める人気グレードに
当サイトでもすでにレポート済みの新型セレナ。ハードとしての仕上がりは文句なくトップレベル。モデルチェンジによってライバルから一歩抜きんでたといって差し支えないだろう。
ならば新型セレナは「買い」なのか。それにはコストパフォーマンスを含めて考えなければならない。本稿では、リセールバリューや中古車購入までを視野に入れ、ユーザー目線でレポートしていきたい。
新型セレナはよくできたクルマだけに、価格もそれなりだ。ベーシックモデルの20Sこそ216.3万円と、このクラスのミニバンとしては標準的な価格設定になっている。ただし、注目のアイドリングストップシステムはひとつ上の20Xからの装備になる。横滑り制御装置VDCやオートスライドドア(助手席側が標準、運転席側がオプション)もしかり。どうせ新車を買うんだったら、アイドリングストップのような最新装備を楽しみながら乗りたいところ。実際の販売状況を見ても20Sより20Xを選ぶユーザーのほうが多い。価格に話題を戻すと、20Xの車両価格は233.1万円。内容を考えれば高いとまではいえないが、20Sに比べればやや割高な印象。
そしてセレナといえば、なんといってもハイウェイスター。シリーズ全体の70%を占める人気グレードだけに注目だ。本革巻きステアリングやインテリジェントキーといった充実した装備内容をもち、加えて人気ポイントの専用エクステリアも追加。価格は249.9万円で、20Xよりさらに高い価格設定だ。
このハイウェイスターをベースに、ナビやスライドドア ワンタッチオートスライドドア、サンルーフ、11インチの後席モニターなどのオプションを装着すると、あっというまに300万円をオーバーしていく。この金額になってくると、1クラス上のモデル(エルグランド!?)に手が届くような領域に入ってくるだけに、オプションの付けすぎには十分注意したい。
高いリセールバリューのハイウェイスターを中心に選びたい
決して安くはないセレナだが、それでも購入計画をあきらめる必要はない。セレナのリセールバリューは極めて高い。いや、正確にはハイウェイスターが突出して高いリセールバリューを誇っている。
中古車販売大手のガリバー自動車研究所によれば、セレナ・ハイウェイスターの3年後の買い取り価格、つまりリセールバリューは63%〜71%とかなり高い。色や走行距離、オプションやクルマのコンディションにもよるのだが、仮に新車価格250万円でリセールバリューが70%とすれば、3年後には175万円戻ってくる計算。実質75万円で買ったのと同じことになるわけ。これはAランクの評価。最低予想値で63%というのも凄い。前モデルから実用性の高さが売りだったため、キープコンセプトの新型の人気も安定して高くなるというのがガリバーの予想。セレナってちょっと地味な存在だけど、中古車市場の評価は極めて高いのだ。使い勝手の良さや室内の広さなど実用的な面に加えて、質感の向上など先代モデルより確実にクルマの完成度が上がったことも一因になっているようだ。
ただし、20Xや20Sではこれだけ高いリセールバリューは期待できないので、乗り潰すつもりで買ったほうがいいだろう。5年程度以内に乗り換えるというのなら、高いリセールバリューを考えてハイウェイスターを選んだ方が確実だ。
セレナが欲しいが、予算的に厳しいという人もいるだろう。それならば、日産が提供する残価設定ローンも、セレナが人気車種ということで高めの設定がされている。こういったローンを利用するのもいい。
また、中古車という選択もある。調べてみると、まだまだ使える3年落ちの2007年式が160万円〜170万円程度でゴロゴロ出回っている。先代モデルにはなってしまうが、室内の広さやシートアレンジなど、現行モデルのお手本になっただけに、機能的にも十分に満足できるはずだ。アフターケアのしっかりした販売店で購入すれば、安心感も高い。
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