[ロングインタビュー] 川尻達也がいる場所/Fight&Life vol.15
格闘技のバックボーンはゼロ、練習場所は公共の体育館。川尻の格闘技人生はここからスタートした。アマチュア時代、決して勝ち星が先行していたわけではない。
しかし川尻は生粋の総合格闘家として、修斗、PRIDE 武士道、DREAMと戦う場所が変わろうとも、常にこの階級のトップを走り続けている。五味隆典、魔裟斗とも拳を交え、日本を代表する総合格闘家となった川尻は何を思い、格闘技と向き合っているのか?
取材・文_中村拓己(GBR)
撮影_寺澤有雅、長尾迪(試合)
――今日は久しぶりにT―BLOODで取材させていただきました。以前はビルの1Fだけでしたが、今は2Fもジムになっているんですね。
川尻 はい。ジムがスタートしたのは06年からで、今は1Fにウエイト器具を置いて、2Fをジムスペースとして使わせてもらっています。
――五味選手と試合をした当時、まだ川尻選手はteamTOPSで練習していたじゃないですか。ジムで公開練習をやった時にマスコミの人たちがジムの古さに驚いて、それが大々的に記事になってましたよね。
川尻 確かにあのジムは床のマットも波を打っていて、ボロボロだったんで、そういう記事になってもしょうがないですよ。僕らとしては『そんなに貧乏キャラでもないのにな…』と思ってましたけど(笑)。
――そういった話を聞いていると、自分たちの城を構えた時には感慨深いものもあったんじゃないですか?
川尻 ありましたね。ここが僕たちのジムなんだって気持ちもあるし、責任感が強くなりました。ジムが盛り上がるのも、盛り上がらないのも、僕ら次第なんだなって。
――それぞれ選手のスタイルがあると思うのですが、川尻選手は出稽古中心の練習よりも自分たちのジムがあって、そこを拠点に練習するという方が合っていますか?
川尻 僕はそうです。所属ジムがなくてフリーという形で練習するのには限界がある。練習自体は出稽古だけで大丈夫かもしれないけど、最後の詰めは自分のジムがないと難しい。例えば出稽古だけになると、それはスパーリングがメインなわけじゃないですか。でもスパーリングはやって当たり前というか、そこで満足してたらダメだと思うんです。出稽古やスパーリングで何を得て、そこからどんな練習をするかが強くなるためには必要なんですよ。
――スパーリングだけでは強くなれないということですか?
※以下、Fight&Life vol.15に続く
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<主な見出し>
[ロングインタビュー]川尻達也がいる場所
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