ハラスメント対策が広がる現代において、時代に逆行する厳しい指導風景が注目を集めるラーメン店「王道家」(千葉・柏)の面接に、「甘ったれた自分を変えたい」と願う27歳の男性が挑んだ。

【映像】27歳男性の面接&怒号が響く厨房の様子

 『改めて、取材しました。』(ABEMA)では、ホワイトな労働環境が広がる変化に着目し、あえて厳しい指導を行う現場を追った。その中で、独自の育成を行う王道家の門を叩いた若者の姿を取材した。

 王道家のYouTubeチャンネルでは、店主の清水裕正さんがスープの仕込みについて指摘する姿や、若い店員に向けて「やらねえのはお前、ただの傲慢だ、バカたれ!!」と叱責する様子が隠すことなくアップされている。コメント欄にはその厳しさを評価する声も並び、新人の伊藤巧真さん(25歳)のように「ボロクソに言われてボコボコにされても逃げない。接客、味、すべてこだわっていきたい」と、営業終了後も麺上げの自主練や筋トレを重ねるなどの努力を続ける若者がいる一方で、高校を卒業したばかりの18歳の新人が「合わない」という理由で、1週間で退職してしまうなど、厳しい修業の光と影が映し出された。

「昔から優しい人たちに囲まれて生きてきました」27歳男性の志望動機

 そんな職場に面接へやってきたのが、27歳の連麗音さん(むらじれおん)。連さんは清水さんから「何でうちなの?」と問われると、「昔から優しい人たちに囲まれて生きてきました。厳しくしてくれる方がいなかった」と告白。「これまではアルバイト先で面倒な作業が増えたらその都度辞めて、もっと楽なバイトに転々としてきた。そういった環境は心地良く、生きやすいんですけど、そこに自分の成長はないかなと思った」と赤裸々に過去を語った。続けて、「王道家で厳しくしていただいて、たくさんの人に愛される人間になって、人生を変えたいです。よろしくお願いします」と頭を下げ、熱い思いをぶつけた。

 清水さんはその覚悟を認めて、「じゃあ、採用で」と決断。連さんは採用の瞬間にはさらに深く何度も頭を下げて「ありがとうございます。よろしくおねがいします」と答えていた。