細田守監督の映像世界を体感 『時をかける少女』『サマーウォーズ』など、資料300点以上を公開
アニメーション映画『時をかける少女』の公開20周年を記念した、細田守監督の映像世界が体感できる展覧会『細田守の原点/展』が開催。開幕前日の19日、内部の様子がメディアに公開されました。
この展覧会は、今なお多くのファンを生み続けている『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』を中心に、絵コンテやレイアウト、原画、背景美術などの制作資料300点以上を集め、細田監督の原点ともいえる作品たちを新たな視点から発見し、そのテーマ性や作家としての普遍性に迫る内容になっているといいます。
■監督が描いた『時をかける少女』すべての絵コンテを展示

2006年公開『時をかける少女』のエリアでは、細田監督が描いたすべての絵コンテが展示されています。絵コンテから映像ができあがるまでの軌跡を、レイアウトや背景美術などの資料からたどることができます。
■仮想世界『OZ』の世界観を体感

2009年公開『サマーウォーズ』のエリアには、映画で登場するキャラクター、キング・カズマとラブマシーンの等身大フィギュアが登場。インターネット上の仮想世界『OZ』の世界観を体感できるスペースとなっています。
また、細田監督作品のアクションシーンを掛け合わせた映像集が公開され、『サマーウォーズ』から2025年公開の『果てしなきスカーレット』へと、CGを取り入れながら進化を続けてきた細田作品の魅力の1つに迫ることができるといいます。
■名シーンを原画の筆づかいとともに楽しむ

2012年公開『おおかみこどもの雨と雪』エリアでは、今回の展示のために作られた花、雨、雪の等身大フィギュアを展示。また、雪山を雨と雪が駆けめぐる名シーンを、原画の筆づかいとともに楽しめる映像が公開されています。
展覧会ではその他、細田監督が中学生の時に制作した人生初のアニメーションや、金沢美術工芸大学在学中に制作した初の実写映画など、貴重な作品が上映されます。
■細田守監督「20年前の気持ちをありありと思い出して」

プレス内覧会と合わせてトークイベントが行われ、細田監督と、これまで細田作品に4度声優として参加している俳優の染谷将太さん(33)が登場しました。展示を鑑賞した染谷さんは「監督の原点、本当の本当の原点から見られるという。なかなかそういう機会はないと思うので、ぜひこの展示に足を運んでいただけたらうれしいなと思います」とコメント。
細田監督は「『時をかける少女』を作っていたのが20年前ですけど、20年前の気持ちをありありと思い出して。その先どうなるかわからないまま、ひたすらいいものにしたいなというふうに、皆さまに届けられるものを作りたいなと思いながら作っていた気持ちを、なにか改めて思い出したようなところがあります」と話しました。
『細田守の原点/展』は、東京・CREATIVE MUSEUM TOKYOにて6月20日から8月31日まで開催され、その後、大阪、福岡での開催も予定しています。