中国広西・浦北県産ライチ、国内外で市場拡大

【新華社南寧5月27日】中国広西チワン族自治区欽州市浦北県ではこのところ、31万ムー(約2万1千ヘクタール)余りのライチが次々に成熟し、1年で最も忙しい収穫期を迎えている。摘みたてのライチはすぐに選果場へ運ばれ、選別と氷水による予冷処理を経て冷蔵トラックに積み込まれ、出荷される。その後、全国各地で販売され、海外市場にも輸出される。
同県は豊富な日照量と温暖な気候、広大な高セレン土壌を有し、ライチの生育に適した条件を備えている。皮が薄く果肉が厚く、甘みが強いことで知られる高級品種「妃子笑(ひししょう)」はここ数年、海外の消費者の間で人気が上昇。コールドチェーン物流や電子商取引(EC)販売、輸出ルートの継続的な整備に伴い、同県産ライチは急速に市場を広げている。

ライチ輸出業者の江雪昌(こう・せつしょう)さんによると、同社は現在、主にインドネシアやシンガポールなどに「妃子笑」を輸出しており、今年の輸出量は約2千トンに上る見込みという。
同県はここ数年、標準化栽培の推進や品質管理の強化のほか、ライチ産業チェーンの加工、販売、文化・観光などへの拡大促進に継続的に取り組んでいる。また、ライブコマースや産地直送など新たなモデルの発展を通じて、より多くのライチがより早く消費者に届くようになった。

EC大手、京東集団(JDドットコム)の物流子会社である京東物流(JDロジスティクス)の広西地域産業販売責任者を務める張世盛(ちょう・せいせい)さんは、今年のライチシーズン中、同社は県内の主要産地に臨時集荷拠点を増設し、航空や高速鉄道、コールドチェーン幹線の連絡輸送を行い、一部の主要都市への最短24時間配送を実現したと語った。
輸出段階における通関効率も絶えず向上している。地元税関はさまざまな措置を通じて、通関時間の短縮と輸出効率の向上を図っている。
果樹園から海外市場まで、小さなライチは栽培、物流、EC、越境貿易などさまざまな段階を結び付け、地元の農村産業発展に新たな活力をもたらしている。(記者/趙歓)



