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生成AIを毎日使う「ヘビーユーザー」が増えている。業務や日常生活でインターネット検索の代わりにAIを使ったり、自身の悩みを相談したりする人は珍しくなくなっている。米オープンAIが2022年11月に「ChatGPT」を一般公開してから3年半が経過した。生成AIの性能は日進月歩で向上してきた。急成長を遂げた生成AIの活用フェーズは、これまでの「使ったことがある」段階から、「どれだけ、どのように使いこなすか」という時代へと移行しつつある。

「生成AIを週に数回以上業務に利用」は7割超に

生成AIのヘビーユーザーの急増を如実に示したのが、FIXERが2026年2月に実施した企業経営者らへのアンケート調査結果だ。同社は全国の従業員300人以上の企業の経営者や管理職などを対象に2月1日〜2日に調査を実施し、800件の有効回答を得た。

同調査において、生成AIを利用している人に「どの程度の頻度で業務に利用しているか」を尋ねたところ、「ほぼ毎日利用している」との回答が36.5%を占めた。これは2025年2月の前回調査(21.9%)から14.6ポイントの大幅増(前回比で6割超の増加)となる数字だ。

「週に数回利用している」との回答も35.3%にのぼり、前回調査から1.4ポイント上昇した。「毎日または週に数回利用している」との回答は合計で7割を超え、前回の5割超を大幅に上回る結果となった。一方で、「最初に一度利用したのみ」との回答はわずか3%にとどまり、前回調査の13%から大幅に減少した。「月に数回利用している」とした人も24.8%で、前回調査から6.5ポイント低下した。

内閣府調査でも「毎日利用」が突出、高い比率を示す若年女性

こうしたヘビーユーザー化の傾向は、内閣府の消費者委員会事務局が2026年3月に公表した「生成AI利用者の利用実態に関するアンケート」でも見て取れる。同調査の対象者は満10歳以上かつ日本在住の生成AI利用者で、学生や無職の人も含まれるが、全体の20.6%が「毎日利用している」と回答した。「週に数回利用している」との回答も35.5%にのぼった。

性年代別に見ると、「毎日利用している」人の比率が最も高かったのは10代(10〜19歳)の女性で、31.3%に達した。次いで20代(20〜29歳)の女性が26.3%でこれに続いた。特に若い女性層において、生成AIが生活に深く浸透している様子がうかがえる。10〜20代の女性を対象とした利用目的の調査では、「情報検索」とともに「悩み相談」が上位にランクインした。若年層においては、生成AIが仕事や業務以外の日常的な目的でも存在感を増しており、それが高頻度な利用につながっている実態が浮き彫りになった。

生成AIが特定のビジネス用途にとどまらず、幅広い世代の日常や業務の現場に深く浸透し、頻繁に活用されている実態は、国内におけるデジタル変革の加速を物語っている。総務省が『情報通信白書(2025年版)』で指摘した、「AIが更に進化し、あらゆるデジタル分野に浸透・連携することで、デジタル社会を支える基盤的要素となる可能性が高まっている」という未来像は、日本国内において急速に現実味を帯びつつある。