毎週土曜日 午前10時30分から日本テレビにて放送(関東ローカル/TVerにて最新話を無料配信)ヒロミ、小泉孝太郎がMCを務める「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」。

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5月16日(土)の放送では、創業して58年「芳源マッシュルーム」の菅佐原徹哉さんに密着した。

マッシュルームといえばかつては缶詰入りの輸入品が定番で、メインディッシュを引き立たせる脇役的存在だった。しかし、2008年ごろから国内の技術の向上により生産量が増え始め、2022年には全国収穫量が1年で8710トンまで増加。食物繊維やビタミンB2が多く含まれカロリーも低く、サラダやカルパッチョなどで生でも美味しく食べられることも相まって、都内にマッシュルーム専門店「マッシュルームトーキョー」もできるなど、マッシュルームは脇役から主役の座に登りつめた。

そんなマッシュルームの国内生産量全国1位を誇るのが千葉県。中でも「芳源(よしもと)マッシュルーム」のマッシュルームは、千葉県内でシェア8割以上、全国的に見ても3割を超えるという。

「芳源マッシュルーム」には栽培室が93室あり、1年で3800トン・約2億個のマッシュルームを収穫。マッシュルームがどのように生まれるか、栽培室の様子を菅佐原さんに説明してもらうと「菌糸の状態からキノコになる状態。菌糸はそのまま置いておくとずーっと菌糸のまま。温度と湿度と二酸化炭素の濃度を少しずつ下げていくと、菌糸だったものが『これから冬でも来るのかな?』という危機感を持ってキノコになっていく」とのこと。

タネ菌をまいた後、温度・湿度・二酸化炭素濃度を下げ厳しい環境を作り出すことで、生存本能で菌糸たちが集まって結合し、キノコの姿へと形を変えながら成長したものがマッシュルームなのだ。

マッシュルームは毒素を持たない食用菌の集合体のため、全て丸っと食べられるのも特徴。また、マッシュルームは唯一生で食べられるキノコ。番組スタッフが試食すると「プリプリしている。おつまみ感覚でパクパク食べられる感じ。しかも風味が出汁っぽい」という感想が。スタジオでもヒロミと孝太郎が試食し、菅佐原さんは味変にオリーブオイルや塩をおすすめした。

なお「芳源マッシュルーム」のマッシュルームは、うま味キノコの代表格・しいたけに対し、グルタミン酸が約1.6倍・グアニル酸が3倍以上と言われており、生で食べても出汁のような風味を感じられる。

このようにうま味たっぷりのマッシュルームなぜが栽培できるのか?それは、マッシュルームが育つ土台作りに秘密があった。

数あるキノコの中でも栽培が特に難しいというマッシュルーム。マッシュルームが育つのは藁。藁の中にいるバクテリアなどの力が必要なため「培地作りは藁を2回発酵させていくところから始まります」という。

藁に有機肥料・水・石膏を加えると、火をつけていないのにもかかわらず、藁の中にいる微生物の働きが活発になり温度が80℃まで上昇。この際、藁の中で発酵が行われ、雑菌が取り除かれ、高温に強いバクテリアなどは生き残る。

そして発酵させた培地をもう一度発酵させるが、その際に「芳源マッシュルーム」ではオランダの最新技術を使用。一般的なマッシュルーム農家は栽培室でそのまま2回目の発酵を行うが、室内の温度が均一でないため培地の温度にムラができてしまう。

一方オランダの最新技術は、室内の温度を均一にし栄養が豊富でマッシュルームに最適な培地をつくることができる。「芳源マッシュルーム」は、16年前に農業先進国・オランダからこの技術を導入。肉厚で身のしまったマッシュルームの栽培に成功したのだ。

栄養豊富な培地により、稀に巨大マッシュルームも誕生することがあるそうで、大きさによってレギュラーマッシュルーム(100gあたり210円〜)、ジャンボマッシュルーム(100gあたり340円〜)、ギガサイズマッシュルーム(1個あたり4100円〜)の3つの規格で販売している。

ちなみによくしまった状態のマッシュルームと、傘が開き始めた状態のマッシュルーム、特にうま味が出やすいのは開いたものだそう。「閉まっているものよりも熟成が進んでいる状態。(火を通すと)うま味がどんどん出やすい状態になってる」という。

放送では、自宅でも簡単にできるマッシュルームが主役のレシピも紹介。「芳源マッシュルーム」のマッシュルームを使って12年、東京・表参道の「マッシュルームトーキョー」のシェフ・桜井さんに解説いただいた。

まずは生で食べる「マッシュルームのひらひら」。「キノコの中でマッシュルームが唯一生で食べられる。その特徴を最大限に活かしたメニュー。ご家庭にもあるスライサーでマッシュルームを薄くスライスしていきます」と桜井さん。洗わなくていいかと聞くと「お水に晒しちゃうと風味を落としちゃう。表面についているものを払うくらいで十分」とのこと。

薄くスライスしたものをお皿に盛り付け、塩・オリーブオイルをかければ、たった5分でお酒が進むイタリア風おつまみが完成。

ちなみに、マッシュルームは冷凍することでうま味が壊れうま味成分が溶け出しやすくなるため、保存方法は冷凍がオススメ。

続いて、菅佐原さんが「出汁がすごく出るキノコなので、みそ汁を試してもらいたい」とおすすめしたのがみそ汁。

「じっくりとお湯を温めていった方がうま味が出やすいので、(加熱する前の)お水の状態で入れていただく」と桜井さん。「スーパーのワンパックが100g。100gを全部おみそ汁に使ってもいいと思います」と、今回は具がマッシュルームだけのみそ汁を作る。

調味料は一切なし。弱火で煮込み続けること約25分、マッシュルームのうま味がじっくり溶け出し、とても濃い出汁がとれる。そこにみそを溶かせば完成。スタジオで試食した孝太郎からは、その味について「シジミのおみそ汁に近いですね」と感想が挙がった。

最後に紹介したレシピは、うま味スープが滲み出るマッシュルームステーキ。ギガマッシュルームをフライパンに入れ、「キノコがオイルを吸っちゃうので割と多めに油を引いてもいい」と桜井さん。

中火にかけ「周りに焼き目がついてきたら返して焼いていく」。そのあとに蓋を閉め、約20分間じっくり蒸し、火が通ればうま味スープが溢れ出した状態。そこに塩をかければ完成。スタジオで試食したヒロミからは、「アワビですって言っても分からないんじゃないかな?」という感想が。

また、濃いマッシュルームの出汁はお米との相性もよく、卵かけご飯にかけると絶品なのだそう。

レシピを映像でチェックしたい方はTVerで:https://tver.jp/series/srgcg6j7uk