サウナ西の聖地といわれる「湯らっくす」 熊本地震を乗り越え福岡市中心部に進出
ライブホールのような照明の施設。ここは、サウナ西の聖地といわれる「湯らっくす」です。この夏、初めて福岡市の中心部に進出することになりました。
■50代男性「サウナがやっぱりちょっと気持ちいいんでですね」
■80代女性「(サウナは)やっぱり一番いい」
たくさんの人を虜にするサウナ。
■30代男性「水風呂の温度と深さが最高です」
ボタンを押すと、頭上から水が!水深最大171センチの水風呂。
■30代男性「アウフグースがとても楽しくて」
タオルで熱風を送るアウフグースも!
熊本駅から車で10分ほどの距離にある天然温泉「湯らっくす」。
年間およそ33万人が訪れます。
社長の西生吉孝さん。
経営者だった父と姉が先立ち、2015年に後を継ぎました。
当時、店は年間3000万円の大赤字。
廃業も考えていた、数か月後…。
県内を、熊本地震が襲ったのです。
湯らっくすも被災し、配管の修理や片付けなど復旧作業に追われました。
それでも地震から10日後に温泉を再開。
地域の人や熊本に来たボランティアに温泉を無料開放したのです。
■西生吉孝社長「いろんな人たちが来て『ありがとう』と言ってくださることに、実はスタッフだけじゃなくて、僕も感化されてて。こんな風に言ってくれるのは嬉しいなと思って。この店をもう1回やってみようかなと」
■女性「温泉で汗を流し最高に気持ちよかったです」
■男性「西宮市から参上」
■男性「KEEP FIGHTING」
湯らっくすにある「絆ノート」には、ボランティアや地域の人から応援や感謝の声が寄せられました。
訪れた人の心をつなぐ存在に。
■西生社長「このノート、いや、なんかすごい。 財産ですね、これね。いや、なんか嬉しい。(湯らっくすに来た人たちが)ちゃんと連れて行ってくれた。いいように言ってるんじゃなくて、本当にそうだと思う」
廃業を思いとどまり、1億2000万円ほどかけてリニューアルを決断。元々好評だったサウナ施設を充実させた結果、全国から愛好家が集うように。
「西の聖地」と呼ばれるまでになりました。
一念発起した熊本地震から10年。
■西生社長「今回、福岡でも進出を決めたのも、最初、なんでここが有名になったのかといったら、チャレンジしていったから」
熊本から飛び出した湯らっくす。福岡の一等地で新たな挑戦です。
市街地の再開発「天神ビッグバン」が進む福岡市天神。
中心部から500メートルほどの建物には熊本とおなじ「ゆ」のマークが。
ここは、「湯らっくす」の2号店。この夏のオープンを目指し工事が進んでいます。
水着を着て男女が利用でき、最上階にはジャグジーを備えます。
もちろん、人気のアウフグースも。さらに…
■西生社長「ラピュタっていう映画、ご存知ですかね。伝声管が出てくるんですけど、ここに何本かあって、いろんな人とつながるんです」
潜水艦をイメージしたサウナ室には別の階の人と会話できる「伝声管」を設置。客同士の会話で生まれる「仕掛け」を考えているといいます。
大切にしたいのは熊本と同じ、人とつながる場所です。
■西生社長「人とつながって、やっぱりそこで元気になるっていうようなところもありますし。それこそサウナ入って。水風呂入って整っただけじゃなくてゆっくり過ごしていただく。本当に心身ともに健康であるためのウェルネスをご提案できればなと」
熊本生まれの「癒やしの空間」。この夏、福岡にも広がります。
福岡にできる湯らっくす2号店は、熊本のようなエンターテインメントの仕掛けがたくさん予定されています。
水風呂には天井から水や風が降る仕組みで、利用客同士が協力することで動くそうです。
レストランやバーも備え、飲食も充実しています。
