あすから米中首脳会談 “台湾問題”最大のテーマに 「米は台湾を売るのでは?」不安の声も
14日から始まる米中首脳会談。その最大のテーマといわれているのが“台湾問題”です。2つの大国に翻弄(ほんろう)される台湾。「アメリカは台湾を売るのではないか?」など不安の声が聞かれました。
■中国が絶対に譲れない“台湾問題”

およそ9年ぶり2度目の中国訪問にむかうトランプ大統領。
トランプ大統領「今回の訪問はとても楽しみなものになるだろう。良いことがたくさん起こるはずだ。習国家主席と話したよ。互いに会うことを楽しみにしている」
トランプ大統領を迎えいれる首都・北京は13日夜の到着を前に“厳戒態勢”に。14日から2日間行われる米中首脳会談。イラン情勢などが協議されますが…
中国が絶対に譲れない“台湾問題”。12日、NNNの単独インタビューに応じた台湾の最大野党・国民党の鄭麗文主席。先月、習主席とも会談し、親中路線を進める鄭主席が指摘したのは、アメリカが今回、台湾にどう言及するか。
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台湾の最大野党・国民党 鄭麗文主席「アメリカも長期間にわたり一つの中国政策で台湾独立を支持しない立場です。今回のトランプ大統領がさらにその立場を強化するのか、従来の台湾独立を“支持しない”から“反対する”に変わるのか注視している」
■“有事への備え”台湾ではドローン導入を強化

「台湾独立に反対する」という言葉を引き出したい中国側。“ディール”をまとめたいトランプ大統領が台湾問題で中国の要求をのむのではないかと懸念がでているのです。
台湾の市民に聞いてみると…
市民「自分たちで独立して自分を頼るしかない。他に頼ることはないと思う」
ある調査では、台湾市民の半数以上が「台湾有事の際にアメリカが軍隊を派遣して台湾を守るとは思わない」と回答。
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こうしたなか“有事への備え”も進んでいます。訪ねたのは台湾中部にある企業。並んでいたのは、すべての部品が台湾製の“自爆型ドローン”。10キロの爆薬を搭載できるモデルもあります。台湾では近年、ドローンの導入を強化。去年、2年間で民間企業からおよそ5万機のドローンを調達する台湾史上最大規模の計画を発表しました。その狙いは…
台湾のドローン企業「イランは大量の安いドローンを使ったことでアメリカの高価なミサイルを消耗させました。安いドローンを大量に生産し、相手を予測不能にします」
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アメリカの攻撃に抵抗するイランを参考に、中国の脅威に備えようとしているのです。
時速150キロ以上で飛行できるものや、AI搭載のカメラで自動で目標を追跡するものも。
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台北で開かれていたのは市民向けの“操縦講座”。
ドローン講師「はい離陸、それから前後左右で移動してみて」
受講者のおよそ7割が女性。
ドローン操縦受講者「本当に戦争になったら女性は立場が弱いです。私たちは勇敢に進み続けて、周りのサポートをしっかりしたい」
世界が注目する米中首脳会談。トランプ大統領は台湾にどう言及するのか、多くの人が見守っています。