井上尚弥ビッグマッチ勝利 中谷潤人に判定3−0 32戦全勝対決を制し「きょうこの勝ちに価値がある」【ボクシング世界統一スーパーバンタム級タイトルマッチ】
◇ボクシング 世界統一スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥−挑戦者・中谷潤人(2日、東京ドーム)
日本ボクシング界のビッグマッチ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手(32戦32勝27KO)と前WBC&IBF統一世界バンタム級王者の中谷潤人選手(32戦32勝24KO)。共に32戦全勝という圧倒的な戦績を残す両者が激突しました。
第1ラウンドは様子見に時間を費やす両者。井上選手が巧みなステップインからパンチを出すと、中谷選手はカウンターを合わせる攻撃。1ラウンド終了のゴングが鳴ると互いに笑みを浮かべます。
第2ラウンドは、前に出て圧力をかける井上選手。その井上選手のボディーに対して左でカウンターを合わせる中谷選手。第3ラウンドになると井上選手は出入りを激しくし、中谷選手に的を絞らせない動き。第4ラウンド、井上選手はボディーから変則的なジャブのコンビネーションで顔面をヒット。
第5ラウンドには左ジャブで井上選手の顔を捉える中谷選手。第6ラウンドからは、中谷選手の手数も増え始め、共に好戦的に出る両者。互いに相手の顔や体を捉えるパンチが増えていきます。第7ラウンド、鋭いステップから右を繰り出し、中谷選手の顔を捉える井上選手。第8ラウンドになると、中谷選手が前に出てラッシュが増える展開。井上選手はロープを背負いながらも決定的な有効打は許さず。勝負は終盤へ向かいます。
第9ラウンド、強打を軸にプレッシャーをかける中谷選手。一方の井上選手もワンツーで応酬。第10ラウンドも、互いに強烈なパンチを繰り出す中、バッティングにより中谷選手の眉間から出血。第11ラウンド、井上選手の右アッパーが中谷選手の左目をクリーンヒット。ここから井上選手が一気に攻勢に出ます。最終12ラウンド、観客の大声援を受けながら最後まで打ち合った両者。ゴングが鳴り終わると、互いに健闘をたたえ合い抱き合った両者。勝敗は判定決着になります。
判定の結果、井上選手が3−0(116−112、115−113、116−112)で勝利。井上選手が中谷選手を破り、世紀の一戦とも言われたビッグマッチを制しました。勝利した井上選手は「まず対戦を引き受けてくれた中谷潤人選手ありがとうございました。みなさんもご存じの通り、本当に気持ちの強いファイター。パウンドフォーパウンドのランキング入りしている選手だからこそ、きょうこの勝ちに価値があると思っています」とコメントを残しています。