30年続く“ペタルアート”最後の作品展 花びらが織りなすアート
花びらを使って描かれる「ペタルアート」の作品展が、鹿児島市で始まりました。かつてはここ、エブリーのスタジオにも作品が飾られていました。30年続いた作品展は今年で最後。花びらが織りなす鮮やかな作品が会場を彩っています。
23日から鹿児島市のマルヤガーデンズで始まった「ペタルアート展」。「ペタル」とは、英語で「花びら」のこと。「ペタルアート」は、垂水市に住むミヤギタケオさんが。花びらを1枚ずつ貼り合わせて作るオリジナルの作品です。
「花びらは不思議だし、花びらはやっぱり優しい」
一片一片、本に挟み、5年以上時間をかけて乾燥させた花びらは、変色を重ね、奥深い色合いへと変わっていきます。
ペタルアート展が始まったのは30年前。ミヤギさんは三越鹿児島店に勤め、53歳で退職。ペタルアートを本格的に始めました。毎年欠かさず作品展を続けています。一つ一つ違う花びら。作品も同じものは一つとしてありません。ピンセットで丁寧に。繊細な作業です。ミヤギさんは現在82歳。年齢のこともあり、作品展は今年で最後です。
(ミヤギタケオさん)
「大作として、皆さんにご覧いただきたい思いで作った桜島の作品。「爛漫」というにぎやかな形で桜島をご覧いただきたいと」
2000枚を超える花びらを使って描かれた桜島です。
(ミヤギタケオさん)
「桜島の噴火は皆さんあまりいい印象を持たない。火山灰が来るのではないかとか、降ったら本当につらいというのもある。絵にする時には、楽しい夢のある噴煙にしたいなと。ベースになっているのは平成15年にストックした花びら。色のついたものが、色を吸わせた花びら。これは平成18年にストックしたもの」
バラやアジサイに、コチョウラン。普段は灰色の噴煙に、色を添えています。
(客)
「何年もかけて押し花にしたのが、そんな良い色になって。これが素敵。寂しい。本当に寂しい」
(客)
「すごく細かい作業ですごいなと思って。今これ綺麗だなと思って一生懸命見ている」
(ミヤギタケオさん)
「花びらそのものはやっぱり、何年経っても優しい花びらの雰囲気を持っている。この不思議さ優しさを永遠に感じていただける材料になれば」
展示会は、4月29日まで開かれています。
