22日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比324.24ポイント(1.22%)安の26163.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が141.76ポイント(1.59%)安の8801.78ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は2283億260万香港ドル(約4兆6413億円)となっている(21日は2051億7740万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。米イランの対立が長期化するとの見方が広がり、原油相場の高止まりも警戒されている。米イランの一時停戦期限を日本時間23日午前に再々延期する中、トランプ米大統領は21日、仲介国パキスタンの要請を受け、協議が終了するまでイランとの停戦を無期限に延長すると表明。同時にイラン港湾の封鎖を維持する考えも示した。イラン側は、「海上封鎖が続くことは、紛争の継続を意味する」と米国を非難している。また、ハンセン指数は前日、2月27日来、約2カ月ぶりの高値水準を回復しただけに、売り圧力の高まりも意識された。ただ、武力衝突が激化するとの懸念は後退。和平交渉は徐々に進むとの期待もあり、下値は限定されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が5.0%安、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が4.8%安、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が4.4%安と下げが目立った。
 セクター別では、海運が安い。海豊国際HD(1308/HK)が4.6%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.5%、東方海外(316/HK)が3.6%、中遠海運HD(1919/HK)が1.8%ずつ下落した。
 ネット関連のテック銘柄も急落。動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が5.8%安、オンライン医療の京東健康(JDヘルス:6618/HK)が4.3%安、中国音楽配信大手の騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:1698/HK)が3.7%安で取引を終えた。ハンセン科技(テック)指数は1.9%安と続落。他の主要指数をアンダーパフォームした。
 半面、半導体セクターは物色される。瀾起科技(6809/HK)が8.3%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が6.5%高、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.0%高、華虹半導体(1347/HK)が4.5%高、ASMPT(522/HK)が2.8%高で引けた。半導体パッケージング・テスティング機器大手のASMPTについては、1〜3月期決算の利益3倍が好感されている。株価は152.20香港ドルと連日で上場来高値を更新した。
 本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.52%高の4106.26ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。証券、不動産、素材、医薬、自動車なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、運輸、軍需産業、公益、保険、食品飲料も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)