国内外のスタートアップが集結する「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)2026」(27〜29日)。

 ITAMAE(イタマエ)と呼ばれる学生たちがイベントを支えている。

 その中心になるのは「企画メンバー」(23人)だ。東京都のスタートアップ支援拠点「東京イノベーションベース、TIB」に集まり、関連するイベントを運営している。

 津田塾大学芸学部4年の小谷菜奈子さんはその一人で、プロジェクトマネジャーを務めている。主に高校生から大学院生までを対象に、スタートアップをテーマにしたイベントに関わっている。

 小谷さんは大学入学後、JICAでインターンをしたり、インドの学生会議に参加したり、秋田県の酒蔵のマーケティングを手伝ったりしてきた。大学を卒業する前に誰かの活動を支援したいと思い、イタマエに加わったという。

 「それまではグループだと機動力が落ちると思い、一人で活動してきたが、チームでできるインパクトの大きさを感じる。学生で起業している人を見ると、仲間を見つけて仕事を始める場合が多い。TIBはとても適した場だと思う」(小谷さん)

 スシテックに先立ち、小谷さんたちは「WASABI」(ワサビ)と呼ばれるプログラムで経験を積んできた。

 昨年11月には、欧州最大規模とされるフィンランドのスタートアップの展示会に出席し、報告会を行った。今年2月のワサビのイベントでは、学生団体や各分野で活躍している社会人などに参加してもらい、2050年の東京をテーマにしたセッションや学生団体によるピッチコンテストを行った。

 今回のスシテックでは、世界で活躍したいと考える学生が参加する「出世魚ピッチ」を企画した。事業計画を英語で発表してもらい、高く評価されると、専門家による伴走支援を受けられる。海外の起業経験者と交流できる機会も設ける予定だ。

 小谷さんは「自分自身、将来どうしようかと悩んでいるが、人々の活動を支援する仕組みを作るような仕事がしたい。プロジェクトマネジャーのような存在で、やる気のある人たちを応援したい」と話している。