移設された立体展示物『量子飛躍する美の世界』〈2026年4月13日撮影 大阪市中央区・タカラベルモント本社〉

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 大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」内に出展していた理容・美容機器メーカー、タカラベルモント(本社・大阪市中央区)が、万博開幕から1年の4月13日、立体展示物『量子飛躍する美の世界』を本社ロビーへ移設した。

移設された立体展示物『量子飛躍する美の世界』〈2026年4月13日撮影 大阪市中央区・タカラベルモント本社〉

 この取り組みは、大阪・関西万博を一過性のイベントとして終わらせるのではなく、その価値や記憶を次世代へ継承することを目的とした“サステナビリティアクションプラン”(持続可能性の社会実現に向けた行動計画)の一環。

 タカラベルモントは1970年、2025年の万博に参加。2025年は美容と医療が融合した「ミライのヘルスケアサロン」をかなえる「真の美しさとは何か」を問いかけた。
 展示ブースでは、カラフルな374個の多面体を組み合わせた立体造形が輝いていた。

大阪・ヘルスケアパビリオン タカラベルモントが出展した立体展示物『量子飛躍する美の世界』〈2025年3月23日撮影 大阪市此花区・夢洲〉
タカラベルモント本社ロビーに移設された『量子飛躍する美の世界』〈2026年4月13日撮影 大阪市中央区〉

■GWに本社ロビーを一般公開

 大型連休の5月1〜6日に一般公開される(入場無料)。出展ブースの設計図をもとに、同社の従業員が45日間きかけて手作業で行った。展示物はパネル型で、幅4.7m、高さ2.2m、奥行き0.7m。

会期中530万人以上か訪れた大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン〈2025年10月10日撮影〉

 会場ではこのほか、人気を集めた海外パビリオン・ヨルダン館、チリ館のコンテンツを展示。

人気上位だった大阪・関西万博 ヨルダン館

 さらに、関西パビリオンの京都ゾーンに出展した京菓子メーカー・鼓月(京都市伏見区)が、会期中に展示・試食体験を行った“スポーツで活躍する新しい和菓子”エネルギー補給羊羹「anpower」「anpowerカフェイン」「anpowerバナナ」の展示と、万博会場では実施できなかった販売もある。

鼓月が会期中に関西パビリオンで展示・試食体験を行ったエネルギー補給羊羹「anpower」シリーズ ※画像提供・鼓月
エネルギー補給羊羹「anpower」シリーズ3種の試食体験会は大盛況〈2025年8月30日 大阪市此花区・夢洲〉

 また、京都ゾーンの壁面に使用された「瓦」の展示、スタッフの制服「アテンダントユニフォーム」の展示・試着体験、京都ゾーン限定のステッカー(非売品)の配布も予定している。

大人気の落合陽一氏プロデュース・シグネチャーパビリオン「null²」〈2025年4月3日撮影〉

 このほか、万博サウナ「太陽のつぼみ」を設計・施工した、膜構造物のリーディングカンパニー・太陽工業(大阪市淀川区)による、シグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」(メディアアーティスト・落合陽一氏プロデュース)の鏡面膜も公開される。

 コシノジュンコ氏が1970年大阪万博以来、55年ぶりに手掛けた『量子飛躍する美の世界』の未来感あふれるユニホームは、白とシルバーを基調にしたアシンメトリー(左右非対称)なデザイン。

 立体的なジャケットや帽子には、メタルプリントや金属繊維で光沢を出した生地を組み合わせた。

スタッフユニフォーム寄贈第1号、豊中市立南丘小学校6年生(当時)は「こうした形で万博に関わることができて幸せ」〈2026年3月11日〉

 これら大阪・関西万博のスタッフユニホーム50着は、2026年3月から全国の小・中・高等学校、服飾デザイン・理美容分野の専門学校に寄贈されている。

■「大阪は万博に合う土壌が レガシーを形に」コシノジュンコさん

 コシノさんは移設セレモニーで、「私もタカラベルモントも2度目の万博。大阪と万博は切っても切れない関係があり、大阪の挑戦や前向きな姿勢が、万博の理念に合ったのかも知れない。一つの実験場である万博で挑戦できたことは素晴らしい。今後はレガシーを見える形にすることが重要」と話した。

一般に先立ち公開セレモニーが開かれ 立命館大学の山出美弥准教授(写真左)吉川秀隆会長兼社長(中央)とコシノジュンコさんが登壇〈2026年4月13日 大阪市中央区〉