鹿児島県の阿久根市沖から引き揚げられた旧海軍の戦闘機「紫電改」がきょう21日、今後の展示に向けて塩を抜くため、出水市内のプールに移されました。

(記者)「紫電改の胴体部分が今、プールに入っていきます」

81年前の4月21日

旧海軍の戦闘機「紫電改」は、太平洋戦争末期、第一国分基地から出撃。81年前のきょう、1945年4月21日に米軍機と交戦して阿久根市沖に不時着し、林喜重大尉が戦死しました。

地元のNPO法人などにより、今月、海から引き揚げられ、機体の両翼からは712発の砲弾が見つかりました。今後、自衛隊が処理する予定です。

塩抜きのためプールへ

「紫電改」は展示に向けて塩を抜く必要があり、21日は、運搬のために3分割した機体の胴体部分が出水市内につくられたプールに移されました。

翼は砂を取り除く作業が続いていて、林大尉の命日のきょう4月21日、機体のそばには花が手向けられていました。

林大尉の命日に

(北薩の戦争遺産を後世に遺す会・吉野弘一さん)「きょうプールに無事に、命日に入ったのがなんともいえない。林さんの功績、墜ちたときの状況をみんなに知ってほしい」

「紫電改」は今後、1年ほどプールに浸され、その後、展示される予定です。