中島健人

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 4月28日より放送されるNHKドラマ10『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』の第1話試写会および会見が4月21日に同局で開催され、主演の中島健人、共演の田中麗奈、鈴木福、脚本の根本ノンジ、制作統括の山本敏彦、演出の木村隆文が登壇した。

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 本作は、町田そのこによる同名小説を原作としたハートフルでミステリアスなヒューマンコメディー。北九州市・門司港にあるコンビニを舞台に、中島演じる「フェロモンだだ漏れ」の超絶イケメン店長・志波三彦が、訪れる人々の悩みを温かく解決していく。

 冒頭、制作統括の山本は「原作の町田先生とお会いして約2年間、どうドラマ化するか一緒に走ってきた。ようやくお披露目できてホッとしています」と挨拶。個性的な店長役については「誰がやるんだと悩んだとき、一番最初のフックとして思いついたのが中島健人さんでした。彼しかいなかった」と絶大な信頼を寄せた。

 また、脚本を担当する根本も「普段は泥臭い作品が多いのですが、今回は町田さんの優しい眼差しが詰まったハートフルな作品。中島さんの起用が大きなフックになり、素晴らしい座組になった」と手応えを語った。

 コンビニのユニフォーム姿で登場した中島は、「皆様、いらっしゃいませ」と劇中さながらのトーンで挨拶。「自分自身憧れだったNHKのドラマに出演させていただけるというのはすごく嬉しかったです」と初出演の喜びを口にした。

 超絶イケメン店長という役どころについては、「原作を読んだときに『あ、これ僕だな』と思いました。おこがましいんですけど(笑)」と冗談を交えてコメント。続けて「今まで僕は『セクシー』という言葉を看板にしてきている人生が長かったんですけど、セクシーの次は『フェロモン』かと。自分はその言葉の定めから逃れられないんだなと改めて思っています」と語り、会場を笑いで包んだ。

 「テンダネス」のパート店員であり、店長を観察してブログで漫画を連載している中尾光莉役の田中は、「中島さんが現場でも名言をビシバシくださるんです。本当の仲間と一緒に楽しく働いているようで、毎日現場で過ごすのがすごく楽しい」と充実した表情を見せた。 新人アルバイトの大学生・廣瀬太郎を演じる鈴木は、「自分の普通さに鬱憤を抱えている役ですが、貴重なツッコミ役として店長に厳しいことも言います。でも鈴木福本人としては、健人くんの影響をビシバシ受けてまして、日々どれだけフェロモンを出せるかを目指しています」と、座長へのリスペクトを明かした。

 演出の木村は「2月にクランクインし、スタジオにコンビニのセットを丸々と建てました。撮影前にはコンビニの指導の方に来ていただき、全員で研修会を実施。お辞儀の角度やお釣りの渡し方など、本格的な所作を学んでから撮影に臨んでいます」と、細部へのこだわりを明かした。

 第2話以降の注目シーンについて聞かれると、中島は「大ファンサービスのシーンがありますね(笑)。私が1月末にライブをやっていて、その延長線上でそのままクランクインしたので、その余熱が残ったシーンがおそらくあると思います」と笑顔。一方の田中は、「店長が説教されるところが本当痛快で大好きなシーン。店長の接客があまりにも丁寧でフェロモンをまき散らすことに怒りが出てきて、店長がしょんぼりしてるのが最高です」と語った。

 さらに「フェロモンをだだ漏れさせるために意識していること」を聞かれた中島は、「健康ですかね(笑)」と即答。「最初は僕1人で空き時間にスクワットをやっていたんですけど、ある日を境に左右を見たら麗奈さんと福くんも一緒にやっていて。さらに目の前にいる柄本明さんまでスクワットしていて」と、世代を超えた筋トレエピソードを披露。「撮影現場でちゃんと力強く立てるための自信、自信からフェロモンって生まれると思うので」と堂々と語り、ここでも名言を誕生させた。

 最後に、自身の「コンビニにまつわる思い出」を聞かれた中島は、小学生の頃の「母の日」のエピソードを紹介。「勇気を出して一番近いコンビニに入ったら、店員さんが優しく『何探してるの?』と声をかけてくれて。お母さんにプレゼントを買いたいと伝えたら、『お花が置いてあるからそれをプレゼントしたらどう?』と提案してくれた。本当にコンビニのおかげで僕の母の日は彩り豊かになりました」と優しく振り返り、会見を温かい空気で締めくくった。(文=石井達也)