日本維新の会・池畑浩太朗氏(時事通信フォト)

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 ホルムズ海峡封鎖で「石油ショック」への不安が高まるなか、国会ではロシア産原油輸入の可能性も取り沙汰されるなど緊張感が高まっている。そうした折も折、ロシア対応で日本維新の会が失態を演じた。

 4月3日付けで日本維新の会の藤田文武・共同代表あてに「公開質問書」を送付したのは、歴史家の田中健之氏とジャーナリストの篠原常一郎氏だ。

 発端は3月27日に衆院議員会館の会議室で開催された「ドンバス公式訪問報告会」。ドンバス地域はロシアに大部分を占領されているウクライナ東部で、昨年そこを訪問した田中氏による報告の会ではロシアの駐日公使も講演した。田中氏が語る。

「日本の報道はロシアによる一方的な侵攻でロシアが悪いということが常識になっている。しかし、その実態を知らねばどちらが悪いのか、日本はどういう立場を取るべきかが分からない。そこで現地を見てみようと公式訪問した。その報告でした」

 議員会館の会議室を予約したのは維新の池畑浩太耦・代議士だった。

 だが、ロシア大使館が議員会館の報告会でクズネツォフ公使が講演したと発表すると批判が高まり、池畑代議士はSNSで〈本件は、私の知人から「拉致問題に関する映画関係者によるイベントである」旨の説明を受けたました。実際のイベント登壇者やそこで取り扱われる内容を承知しないまま、知人の会議室予約依頼に応じてしまったというのが実態です〉(原文ママ)などと釈明。維新の中司宏・幹事長も4月1日の会見で「党の方針と反する」と池畑氏を厳重注意したことを発表するなど火消しに追われた。

 そうした維新側の説明に「事実ではない経緯を発表された」と強く反発したのが報告会主催者の田中氏と、池畑氏に議員会館会議室での開催を依頼した篠原氏だ。

 篠原氏は本誌・週刊ポストの取材に応じ、池畑氏とはイベントに先立って面会しており、イベント内容が「ドンバス公式訪問報告会」であることを同氏は承知していたと主張。証拠となるメッセンジャーでのやり取りもあると明かした。議員会館での報告会が「反ウクライナ集会」として批判する報道が出て、池畑氏側は態度を一変させたのだという。

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 関連記事では池畑氏が事前にイベント内容を承知していたとする篠原氏の主張の詳細を、証拠となるメッセンジャーのやり取りのスクリーンショットとともに公開。池畑氏と日本維新の会に見解を問うた結果などについて詳報している。

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