「韓国の法秩序を無視した」 慰安婦像にキスし、「独島ではなく竹島」と叫び… 迷惑配信繰り返した米ユーチューバーに実刑判決
韓国で慰安婦少女像にキスをするなど、数々の問題行動で物議を醸したアメリカ人ユーチューバーのジョニー・ソマリ(本名:ラムジー・カリド・イスマエル)が、一審で実刑判決を言い渡された。
ソウル西部地裁・刑事1単独(パク・ジウォン部長判事)は4月15日、業務妨害、軽犯罪処罰法違反、および性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(虚偽映像物頒布等)の罪に問われたソマリに対し、懲役6カ月と拘留20日を言い渡した。
また、5年間の児童・青少年および障がい者関連施設への就業制限を命じるとともに、犯行に使用されたスマートフォン2台を没収した。
裁判部は「被告人は主にユーチューブ配信による収益を得る目的で、不特定多数の被害者に対し、繰り返し犯行に及んだ。犯行の様子をリアルタイムで配信するなど、国内の法秩序を無視した程度は深刻である」とし、「模倣犯を誘発する恐れがある点も考慮した」と伝えた。
そのうえで「実刑が宣告されたことで逃走の恐れがある」として、拘束令状を発付した。
ソマリは同日、公判に先立ち報道陣に対して「犯行を後悔しており、韓国国民に謝罪したい」とし、「正義が実現されると信じている。これからは生き方を改め、より良い人間になりたい」と語った。
その後の勾留前質問では、「大きな過ちを犯し、責任を取らなければならない点は認める」としながらも、「本国に家族がおり、再出発の機会をいただきたい」と裁判部に寛大な処分を求めた。ただ、裁判部は実刑判決は避けられないと判断した。

これに先立ち、ソマリは2024年9月30日、ソウル松坡区(ソンパグ)のロッテワールドでインターネット配信を行いながら大声を上げるなど騒ぎを起こし、アトラクションの運行を妨害した疑いをもたれている。
同年10月10日には、ソウル麻浦区(マポグ)のコンビニで暴言を吐き、大声を出したり音楽を流して踊ったりしたほか、テーブルの上にカップラーメンをぶちまけるなどして、コンビニの業務を妨害した疑いもある。
同年10月23日には、バス車内で音楽を流して騒ぎ立て、バスの運行業務を妨害した疑い、同月31日には男女の顔を合成してスキンシップをとるわいせつな映像を制作し、ユーチューブで配信した疑いなどが持たれている。
このほかにも、ユーチューブのライブ配信を通じて「平和の少女像」にキスをしたり、旭日旗を掲げながら「独島ではなく竹島だ」と発言したりするなど、物議を醸していた。
検察は去る2月27日、ソマリに対して懲役3年と罰金15万ウォン(日本円=約1万6000円)を求刑していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
