畑芽育(撮影=池村隆司)

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 4月7日から放送開始となる新音楽番組『夜の音 -TOKYO MIDNIGHT MUSIC-』(日本テレビ系)。timelesz・菊池風磨とともにMCを務めることとなったのは、俳優・畑芽育だ。畑は生粋の音楽好きとしても知られており、ラジオやPodcastでHANAやコレサワなど、好きなアーティストを語った際の深い造詣が話題にもなってきた。自身もダンスや弾き語りに挑戦するなど、音楽との距離が近い畑だからこそのMCに期待が募る。今回は、畑本人に音楽番組MCを務めることについてや自身と音楽との関係性などを語ってもらった。(高橋梓)

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■作家や背景まで調べる姿勢、HANAやAyumu Imazuに惹かれる理由とは?

――まずは、番組MC就任が決まった時の気持ちから教えてください。

畑芽育(以下、畑):普段お芝居をしたり、バラエティに出演させていただいたりする機会はありますが、まさかレギュラーでMCを任せていただけるなんて思ってもいなかったので、驚きました。それに、音楽がすごく好きなので嬉しい気持ちも大きかったです。音楽により一層近づけるのかもしれないという気持ちで、ワクワクしています。

――たしかに、俳優活動とは少しベクトルが違いますもんね。

畑:そうですね。普段はいち音楽ファンとして楽しんでいますが、MCとなると進行を担ったり、楽曲やアーティストさん自身を深掘りすることを任されるわけで。今までの番組出演とはまったく違ったものになりそうです。

――とはいえ、畑さんの“音楽好き”という部分とリンクする部分は大きそうですよね。

畑:音楽を聴く時に、アーティストの皆さんの生い立ちや、楽曲のバックグラウンドを調べながら聴くことが多いので、そういった自分の趣味は、MCという仕事に活かせるのかもしれません。普段やっているようなことを番組を通してできるのは、すごく嬉しいです。

――普段からかなり深く音楽を聴かれているのですね。

畑:そうかもしれないですね。たとえば、「この作家さんはほかにどんなアーティストさんの曲を作っているんだろう」と調べてから曲を聴いたり、ご自身で楽曲制作をしている方だったら「どういう経緯でこの曲を作ったんだろう」、「このアルバムのコンセプトは何なのだろう」と調べてから聴くことが多いです。

――かなり深く楽曲に踏み込んでいるのですね。番組では菊池風磨さんとMCを務めることとなりますが、彼とタッグを組むことでどんな化学反応が起きそうでしょうか。

畑:私はいち音楽ファンですが、菊池さんはアーティスト、アイドルとして活躍されているので、ゲストで来てくださる皆さんとわかり合える部分が多いと思います。そんな中で私は皆さんの会話からヒントをもらいつつ、アーティストさん自身についてや活動への思いを引き出せたらいいなと思っています。

 あと、お芝居をしていると作品と音楽の関係性の強さを実感します。主題歌や挿入曲が作品をより良くしているのを感じるとすごく嬉しい気持ちになります。そういった視点でもお話を伺って、音楽をさらに深く知る時間になったらいいなと思います。

――畑さんだからこそ聞けるお話も多くなっていきそうですね。畑さんが幅広いジャンルの音楽を聴いていることは広く知られていますが、ご自身の心を掴む音楽の共通点はあるのでしょうか。

畑:私は歌詞やアーティストさんの歌う姿から、いろいろなことを想像をするのが好きです。もちろん、歌詞やメロディも含めてすべてを大切にしながら音楽を聴いていますが、曲を聴くことで自分の想像力がかき立てられることにワクワクするというか。情景が浮かぶことが共通点のひとつかもしれません。曲を通して、アーティストの方々が人生をかけて歌っていたり、音楽を作っていたりする姿が見えることに、とても興味が湧きます。

――アーティストの背景までキャッチをしている、と。

畑:最近だと、HANAさんはそういう音楽を届けてくれるアーティストの1組だと感じています。『No No Girls』(Hulu)を経て結成したというのもあって、パーソナルな部分もわかりましたし、結成後もメンバー一人ひとりの過去や思いが全部歌詞に投影されていると思います。そういう音楽に触れると、胸が熱くなります。

――HANA以外に、最近よく聴くアーティストさんはいらっしゃいますか?

畑:うーん……オールジャンル聴きますが、特定のアーティストさんを挙げるとすればAyumu Imazuさん。曲が大好きです。ご自身の曲も、楽曲提供された曲も素晴らしく、とてもクリエイティブな人だなと感じています。

――畑さんもダンスをされるので、ダンスミュージックがお好きだったり?

畑:バラードやゆったりした楽曲も好きですが、アップテンポの曲を聴くことが多いかもしれません。ランダムで流している時もアップテンポな曲に惹かれるので、自分のプレイリストは明るい曲で埋まってきています(笑)。そういう意味でも、Ayumu Imazuさんの楽曲が刺さっているのかもしれません。

■齊藤なぎさと広げる音楽のアンテナ、畑芽育流・作品を彩る楽曲を楽しむコツ

――では、番組名『夜の音 -TOKYO MIDNIGHT MUSIC-』に掛けて1問。夜に聴きたくなる音楽はどんな音楽ですか?

畑:洋楽を聴くことが多いかもしれないです。今、Netflixで『ボーイフレンド』を観ているのですが、挿入歌もすごく素敵で、最近は『ボーイフレンド』のプレイリストを流しています。

――本当に幅広いですね。曲の見つけ方としては、プレイリストをランダムに流したり、作品から見つけたりすることが多いですか?

畑:そうですね。夜に聴く音楽で言うと、作品から見つけることが多いかもしれません。先ほども言ったとおり、私は音楽が作品を彩る瞬間を強く感じるタイプなので……改めて曲だけを聴くとその情景が浮かんだり、作品を思い出したりして、それも楽しいです。夜に静かに落ち着きたい時は、そうやって音楽を楽しんでいます。

――日々音楽と向き合いながら過ごされていますが、その中でどんな楽しみを見つけていらっしゃるのでしょうか。

畑:ライブに行ってワクワクすることもあれば、家でひとり音楽を聴いてジンとすることもある。そういった感情が揺れる瞬間は、お芝居にも繋がっていると思っていて。カメラの前でお芝居をしている時は音はかかっていませんが、放送で音楽が重なった時に、お芝居に作用している要素の大きさを実感する。そういう経験もあって、普段から音楽を聴いている時に「自分がこういうお芝居をしている時に、この曲が流れたら素敵だろうな」だったり、お芝居に対する“火種”のようなものをもらっています。切ない曲、高揚する曲、興奮する曲など分類分けをしていて、お芝居に繋げられたらいいなと考えながら楽しんでいます。

――新しい音楽をキャッチアップするアンテナを、常に張っていたりも?

畑:好きな曲でプレイリストを作って、よく友だちと教え合ったりしています。人によって好きなジャンルが全然違うので、知らなかった曲をたくさん知ることができます。ランダムのプレイリストから知ることもありますが、友だちの影響で聴き始める曲も多いです。

――紹介されてハマった曲やアーティストもありそうですね。

畑:Podcast番組『オフはこんな感じ』を一緒にやっている齊藤なぎさちゃんはアイドルの曲が好きなので、よく紹介してもらっています。私も幼少期はアイドルソングが身近にあったりしたのですが、大人になってから聴く機会が減ってきていて。そんな時になぎさちゃんから「これ、名曲なんだよ」と教えてもらって、=LOVEさんをはじめのアイドルの方の曲を聴くようになりました。

――では最後に、畑さん流の音楽を楽しむコツを教えてください。

畑:ドラマや映画を観た時に、「お芝居にいい作用をもたらしているな」と思った曲を(映像とは切り離して)改めて単体で聴いてみること、でしょうか。作品のために書き下ろされた楽曲は、作品とリンクしている部分を深堀りして聴いてみると、有意義な時間が過ごせると思います。見えなかった部分が見えたりもするので、すごく楽しめるのかな、と。ぜひ皆さんもやってみてください!

(文=高橋梓)