荒茶の生産量が2年連続日本一となった鹿児島。6日、新茶の初取引が行われました。

1キロ当たりの最高値が過去最高の3万円となった一方、ここにも中東情勢の影響が及んでいます。

(記者)「新茶の初取引会が始まった。お茶の目利きのプロたちが真剣な表情で、色や香りを確かめている」

ことしは頴娃・大根占・西之表など5つの産地から、57点、2.1トン余りが出品されました。

1キロあたりの平均価格は6573円で去年より2400円余り高く、最高値は1キロ3万円で、記録のある2010年以降で最も高くなりました。

寒さの影響がなく、適度に雨が降ったことから例年より良い仕上がりとなりました。

(茶業関係者)「色、香り、芽の大きさなど、ことしは例年になく、いい品物ができていると思う」

(茶業関係者)「旬に向けての新茶なので楽しみが大きい」

幸先の良いスタートとなった一方、重油の安定的な確保を求める声も

荒茶の生産量が2年連続日本一になり農家の意欲が高くなる一方、懸念されるはここでも中東情勢です。茶を蒸す過程で必要な蒸気をつくる重油の安定的な確保を求める声が聞かれました。

(県茶業会議所 柚木弘文会頭)「(燃料)価格の値上がりが一番心配される。順調に茶工場・茶商へエネルギーが届けられるのを含めて大変心配している」

中東に向け抹茶の輸出を始めた事業者は…

去年5月から中東に向け抹茶などの輸出を始めたこちらの事業者は大口の取引が決まったところでしたが…。

(特香園 耼畑政茂社長)「現地での流通も難しく、いったんキャンセルになった。要求が高まっているなかで、現地で飲むことができないのは残念なこと」

キャンセル分を需要の高いアメリカへ輸出しています。

幸先の良いスタートとなった一方で、不透明な中東情勢が懸念されます。