イランによる攻撃により、ドバイ(アラブ首長国連邦)およびバーレーンにあるAmazon Web Services(AWS)データセンターが完全停止状態になったと報じられました。Amazonは「長期間利用不能になる見込み」であると伝えたとのことです。

Iran Strikes Leave Amazon Availability Zones “Hard Down” in Bahrain and Dubai, Per Internal AWS Communication

https://www.bigtechnology.com/p/iran-strikes-leave-amazon-availability



Fire at AWS data center in Bahrain after Iranian attack - report - DCD

https://www.datacenterdynamics.com/en/news/fire-at-aws-data-center-in-bahrain-after-iranian-attack-report/

Iran says it has struck Oracle data center in Dubai, Amazon data center in Bahrain - country has threatened to attack Nvidia, Intel, and others, too | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/tech-industry/artificial-intelligence/iran-claims-it-has-hit-oracle-data-center-in-dubai-amazon-data-center-in-bahrain-country-has-threatened-to-attack-nvidia-intel-and-others-too

Amazon社内で共有された情報を海外メディアのBig Technologyが確認したところ、AWSのドバイおよびバーレーンデータセンターが攻撃を受け、被害が非常に大きいため、両地域の優先度を下げるよう指示が出されているとのこと。社内向けのメモには「これら2つのリージョンは引き続き障害を受けており、サービスは通常レベルの冗長性および回復力で稼働することを期待すべきではありません」と記されていたとのことです。

Amazonのバーレーンおよびドバイのインフラには、それぞれ3つの「アベイラビリティゾーン」が存在します。社内メモによると、両地域ともに1つのゾーンが「完全停止」、もう1つが「機能しているが障害あり」の状態にあるそうです。

Cloudflareの観測システムでは、ME-CENTRAL-1(アラブ首長国連邦)とME-SOUTH-1(バーレーン)が停止していることを確認できます。

イランの軍事組織「イスラム革命防衛隊」は、バーレーンのAWSデータセンターおよびドバイのOracleデータセンターを攻撃したと伝えています。

アラブ首長国連邦は攻撃を否定しました。一方でバーレーンは「イランによる攻撃で、とある企業の施設で火災が発生した」と伝えました。



Amazonはその後、顧客に対し「2026年3月のME-CENTRAL-1リージョンにおけるすべての利用料金を免除します。この免除はお客様のアカウントに自動的に適用され、お客様による操作は不要です」というメールを送信しました。

また、Amazonは「リージョン別のAmazon EC2インスタンスタイプ」というドキュメントからバーレーンを削除しました。アーカイブによると3月時点では記載があります。

コメントを求められたAmazonの広報担当者は「当社は引き続き影響を受けた顧客を支援し、代替のAWSリージョンへの移行を支援しています。すでに多くの顧客が世界の他地域からアプリケーションを正常に稼働させています。状況が進展する中で、影響を受けたリージョンでワークロードを運用している方々には、他のロケーションへの移行を継続するようお願いしています」と述べました。

イランはアメリカに対する報復として民間企業を名指しし攻撃を予告しています。

イランが4月1日から中東地域において暗殺1件ごとにアメリカ企業1社を標的にすると発表、Apple・Google・Intel・Meta・Microsoft・NVIDIAなど - GIGAZINE



また、イラン国内ではインターネットの遮断が37日間連続で続いており、国家全体に課されたインターネット遮断としては史上最長のものになったと伝えられています。