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 ◇インターリーグ ドジャース─ガーディアンズ(2026年3月31日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)が31日(日本時間4月1日)、本拠でのガーディアンズ戦で「1番・投手兼DH」として、今季初めて投打二刀流で先発出場。5回の第3打席も四球を選んで2打席連続で出塁した。

 投手・大谷は5回2死からマルティネスに死球を与えたものの次打者・クワンを中飛に打ち取り、5つめの「0」をスコアボードに並べた。一息つきながら、ベンチに戻ろうとしたが、5回裏は1番・大谷から始まる打順。ベンチ手前で気付き、慌てて打者としての準備に取りかかり打席へ。先頭で第3打席を迎えると、代わったばかりの相手2番手左腕・アラードからストレートの四球を選んで出塁した。

 この場面をめぐっては地元メディア「ドジャースネーション」も公式Xで動画を投稿し「大谷翔平は投手として5回の投球を終えてダッグアウトに戻ろうとしていたが、自分が(その裏の攻撃の)先頭打者であることを忘れてた」と記し「彼自身でさえ、時として自分の凄さを忘れてしまうことがあるようだ」と改めて二刀流の大変さをつづった。

 初回の第1打席は2ストライクからの3球目、相手先発・バイビーに変化球でタイミングを外され、三ゴロ。3回1死の第2打席は四球を選び、連続出塁を昨年8月24日のパドレス戦から36試合に伸ばし、22年9月から23年4月に記録した自己最長記録に並んだ。

 投げては5回までガーディアンズ打線をわずか1安打に抑え、無失点と力投を続けた。試合の途中からロサンゼルスでは珍しい雨が降り始める展開となったが、動じなかった。

 昨季、二刀流で出場した試合は14試合で54打数12安打、打率・222、4本塁打、12打点。レギュラーシーズンの158試合、打率・282、55本塁打、102打点と比較すると成績は落ちている。

 登板日や翌日の試合での打撃成績の下降をメディアから指摘される声が相次いだが、昨秋のブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で、7回途中無失点に加え3本塁打を放ち、「伝説の1日」として、周囲の不安の声を払拭した。

 この日の試合前会見でロバーツ監督も「『登板日は打てない』と言われても、その後に1試合3本塁打を打つこともある。彼は特別な選手である」と期待を寄せていた。