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 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が30日(日本時間31日)、本拠でのガーディアンズ戦の試合前会見に臨み、先発する佐々木朗希投手(24)に言及した。

 佐々木はオープン戦4試合で防御率15・58と苦しんだが、指揮官は「スプリングトレーニングを通しての不安定さを乗り越えて、試合で結果を出す段階に来ている。とにかく攻めること。球種をしっかり使い、できるだけ効率よく投げること。そして先発としてイニングを稼いでもらうことが重要である」と期待を寄せた。

 オープン戦で不振だった理由として「正直に言えば、フォームやメカニクスを気にしすぎていた。イニングの中でそれを考えてしまうと、打者を抑えることに集中できない。結果として球数が増える」と分析。「今は試合であり、打者を抑えることが目的である。そこに集中してほしい」と願った。

 オープン戦では結果を残せなかったものの「重要なのは一貫性と実行力。コーチ陣とも話したが、全体的にはポジティブな評価だった。朗希も笑顔を見せていた。それは良いサインである」と前向きに評価。「イニングをしっかり投げてもらうことが必要。ブルペンに負担をかけすぎないためにも、先発がイニングを消化する必要がある。打線もあるので、試合を壊さずに投げればいい」と先発としてイニングを消化することがまず大事とした。

 立ち上がりに期待することとして「自分としてはリズムである。スプリングトレーニングではボールの外れ方が大きかった」と指摘。実際に佐々木はオープン戦で初回に制球が乱れ、失点し降板。オープン戦特別ルールで2回から再び、マウンドに上がる試合が目立った。

 それだけに「リズムよく投げること、打者にスイングさせること、打球を打たせることが重要。彼の球質は優れているので、正しい配球ができれば空振りも取れる」とストライクゾーンを有効に使えば、打者を圧倒できると信じた。

 球数に関しては「90球は問題なくいける」とし、降板する際の判断基準は「状況による。四球で崩れているのか、ヒットや不運なのかで違う」とロバーツ監督。「ただ我々は勝ちにいく。後ろにはロングリリーフもいて、ブルペンもフレッシュである」と投球内容次第では早期降板もあり得るとも語った。

 その上で、昨春の不調を乗り越え、ポストシーズンで救援として復活した要因として「彼が諦めなかったからである。シーズン途中の不調やコンディション不良の中で、そこで終わらせることもできた。だが、ブルペンで投げ、再調整し、チームのために貢献した。その姿勢に信頼を置いている」と評価。「もしあの時に逃げていたら、今の評価は違っていた」と昨年、自らもがき苦しみ、不振を乗り越えた佐々木だからこそ、開幕ローテーションをつかんだとも語った。