習慣化のカギは、精神力ではなく、ちょっとしたコツにあり。そのコツさえ押さえれば、だれでも継続することができます。今回は言語学者の堀田秀吾先生から、脳の仕組みを生かした習慣化の秘訣を8つ教わりました。ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてください。

「習慣」を身につければ毎日が心地よく前向きになれる!

「生活の質を高めるには、習慣化が最適」と話すのは、今、注目を集めている言語学者の堀田秀吾さん。

「毎日、同じ行動をとることで、パフォーマンスの質が上がります。人はひとつの習慣が身につくと、モチベーションが高まり、ほかのことにも前向きになれる。まずは10分でできる簡単な習慣を定着させることから始めてみましょう」(堀田秀吾さん、以下同)

三日坊主で終わると、自分の意志が弱いせいと考えがちですが、「それは人として自然なこと」だそう。

「脳は変化を嫌うため、新しいことにやる気が出ないのは当然。仕組みさえつくれば、だれでも無理なく続けられます」。

新しい習慣を上手に暮らしに取り入れ、毎日をラクに心地よく整えましょう!

だれでも成功できる!習慣を継続させる8つのコツ

ここからは、実際に科学的に証明された習慣化のコツを8つご紹介します。できるものから取り入れてみましょう。

●1:脳が喜ぶ小さなごほうびを用意すると続きやすい

先延ばしぐせを防ぐには、ごほうびを用意するのも手。

「『終わったらおいしいケーキを食べる』など、自分にとって喜びの大きいものと結びつけると継続につながります」

●2:66日間続けるのが習慣化の目安。できない日があってもOK

習慣が定着するまでの期間は、平均で66日間。

「その間にできない日があっても、気にしすぎないこと。『トータルで66日続ければ身につく』と気楽に考えると続けられます」

●3:今ある習慣とセット化して始めると自然に続く

すでにある習慣に新しい行動をつけ加えることで、無理なく続けられるように。

「『子どもを習い事に送る時間にジムへ通う』など、目的とセットにできる既存の習慣を探してみて」

●4:まず動くことから始める「体ファースト」は習慣化の近道

あれこれ考えても実際に行動しない限り、脳は「面倒くさい」と感じ、なかなかやる気が出ないそう。

「まずは少しだけ我慢して始めてみると、自然とモチベーションが湧いてきます」

●5:気づく仕かけづくりでやり忘れを防止

人の行動は意志よりも環境に左右されるもの。

「『部屋の目立つ場所にほうきを置く』など、行動につながる仕かけをつくっておくことで、挫折ややり忘れを防ぐことができます」

●6:わかりやすい「スローガンづくり」は必須

「“あとでやろう”は禁物」など、迷ったときに背中を押してくれるようなスローガンをつくるのも有効。

「目に入る場所にはっておくことで、『やらなきゃ』とスイッチが入ります」

●7:くじけそうになったら今の自分と未来の自分を比較する

「新しい習慣を続けた未来の自分」と「忙しさを理由に諦めてしまった自分」の姿を具体的に想像し、比べてみるのもコツ。

「目標が明確になり、サボりそうな自分を抑制できます」

●8:周りの人に共有・報告することでやる気がアップ

「今日は何分運動した」など日々の進捗を家族や友人と共有してみて。

「『がんばってるね』と励ましてもらうことで前向きになり、達成率が高まります。SNSに書き込むのもOK」