そのおおもとのひとつは、アメリカで1995年に出版された『ザ・ルールズ』という恋愛指南本です。28か国で出版され、300万部以上も売れたという同書は、以下のようなことを説いていました。

・男性は狩人だから、追いかけさせたほうがよい。女性は控えめに。
・女性から誘ってはダメ。男性から誘わせよう
・初デート代は男性に支払ってもらおう。
・メールの返信は24時間たってから。
・誘われてもすぐOKしない。
・デートの提案は男性任せ。

その後の恋愛ノウハウにも大きな影響を与え、筆者が振り返ると2000年台の恋愛ノウハウはルールズ色が強かったと思います。

令和になっても、いまだにデートプランやお店選びのセンスで、男性の愛情を測ろうとする女性はいます。でも残念ながら、受け身でデート提案を丸投げする女性ほど、女慣れした遊び人にばかりひっかかるようになる。ルールズに書いてあったような恋愛テクは、今となっては害のほうが多いのではと思います。

◆婚活サービスで受け身・控えめはマイナスしかない

筆者は、定価で買った靴よりセールで安く買った靴を雑に扱ってしまい、結果的に定価で買った靴のほうが長持ちしたことがあります。みなさんも似たような経験、ありませんか?

その点で「苦労して手に入れたほうが大切にする」という説に一理はありますが、それは男性でも(筆者のように)女性でも同じことで、“男ウケ”とは関係ないと思います。

それに、現代の婚活は、婚活そのものが苦労なのです。苦労が多い婚活の中で、受け身で手間がかかる女性をわざわざ選ぶ理由などありませんよね。

デートプランは女性が提案したっていいし、女性からデートに誘ってもいい。同時に複数人と会える現代の婚活においては、そうした積極的な女性のほうが勝ち抜きます。

◆LINEの返信が早い女性のほうが成婚しやすい

男女の大学進学率も初任給も大きく差があった時代の恋愛テクニックは、今では役に立たないことのほうが多いかもしれません。

私の感覚だと、LINEのレスポンスが早い女性はだいたい結婚してゆきます。24時間後に返信するような女性のほうが、結婚は難しいのが現代です。

そもそも、“男性は狩人”説も、北枕や茶柱と同じような根拠のない迷信です。

麻衣子さんは年収を公開し、プロフィール写真も撮り直して軌道修正すると約束してくれました。

男女の出会いの場で、こうやったほうがよいと思い込んでいるテクニックは、いつの時代に聞いたものでしょうか?

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt