まだまだ発展途上のチームではある。
しかし徐々に戦うチームに変貌しつつあるのは間違いない。目標は「10年ぶりのシード権獲得」と明快だ。日の丸を背負った経験豊富な大OB・大粼悟史監督に箱根に向けての手応えと意気込みを聞いた。

「監督として2回目の箱根駅伝になります。前回は監督として初の箱根駅伝、いやー新鮮ですし、こう言っていいのかとても楽しかったですね。運営管理者で見る景色とか沿道の応援のすごさとか、選手に目の前で声をかけられる、それに対して選手が頑張ってくれる。何もかも新鮮プラス私自身は楽しいと言っちゃいけない表現がいけないのかもしれないけど、充実した箱根駅伝でした。レース中選手には最初は何を声かけたらいいのかとか考えたんですけれど、やっぱり本能なんでしょうかね。選手をどうやったら奮い立たせるか、ついつい勝手に声が出てしまった。

昨年より力がついているというのを選手自身も感じ取っているのか、今年はシードを取るという本気度が伝わってきます。チームのレベルは去年より本当に上がってきたなっていうのを感じます。今年は十分勝負できるっていうのを選手自身が思っているように感じています。
予選会は3位、私が求めてた通りの走りをしてくれました。予選会ってなかなか思った通りのレースもできないですが、想像していた中の一番上のできだったかなって感じがします。
やはり一番はキピエゴ、他大学の留学生ともしっかり勝負して貢献してくれた。
いい意味で期待を裏切ったというのは2年生の阿部紘也。日本人3位に入るとはまさか思っていませんでした。阿部は前回の箱根は8区3位。いつも期待をいい意味で裏切る走りをしてくれます。前回の8区にもびっくりしましたけど、今回の予選会にもびっくりさせられました。箱根もどんな走りをしてくれるか楽しみですね。往路は前回の経験者、1区に平八重と5区弓削主将がいますし、2区には留学生がいます。前回は、3区と4区がブレーキになりましたので、そこの一つに阿部紘也がパーツとしてはめられるのは大きいです」

12月29日発表された区間エントリー1区は平八重、2区キピエゴ、4区に阿部。チームは順調のようだ。

そして何といってもチームは予選会前に株式会社サンリオとスポンサー契約を結んだ。創業者の辻信太郎名誉会長が山梨の出身。そしてハローキティのリボンには「なかよしのしるし」という意味が込められていてそれが「駅伝のタスキ」と重なることなどから契約が決まったという。学校で行われた壮行会でもキティちゃんが登場し反響もすごい。
注目度の高さを力に変えて、ハローキティのロゴを胸にC2Cブルーのタスキが箱根路を駆け抜ける。

芦ノ湖&大手町 スタート&フィニッシュ実況担当 長谷川太