何もないのに衝撃吸収。磁石だけで自転車サスペンションを自作した猛者
目に見えない空間で衝撃吸収。
多くの乗りものにはサスペンションやショックアブソーバーと呼ばれる、衝撃吸収装置が装備されています。種類はコイル状に巻いたスプリングや板バネ、油圧やガス圧、空気圧といろいろ。
昔からある技術なので、そろそろ新しいシステムが生まれても良さそうなんですよね。
磁石の反発をサスペンションに
イギリスの発明家ユーチューバー、コリン・ファーズ氏がこれまでの常識をひっくり返すような自転車用の磁気ダンパーをDIYしました。反発する磁石同士の間には、何も存在しない不思議なヴィジュアルになっています。
前半はDIYの様子が見られますが、完成が見たい人は21:44まで飛ばしてどうぞ。
自転車はサドルから真下に伸びるフレームを中心に、前輪と後輪へと続くフレームがカットされ、磁石がセットされます。
初号機は縦横5cmで吸着力200kgの磁石を4つ使いましたが、それだとまだ反発が物足りず見た目もイマイチ。なので、磁石屋さんで吸着力500kgのデカくて丸いものにアップグレードしました。
より強力な方が実用的
超強力磁石は2個で1組にし、フレームの前後2カ所で反発するようにしています。またサドルを持って持ち上げるとフレームが前後に広がってしまうため、ペダル付近をケーブルで留めています。
試走すると衝撃吸収はバッチリですが、バインバインと結構な揺れですね。まだ改良の余地はあるようなので、いずれもっと乗り心地の良い自転車がDIYされるかもしれません。
磁石のサスはアリかもしれない
磁気ダンパーは、すでに「マグネライド」という自動車用が存在します。それだと中に磁性流体が充填されており、電流で粘度を調節する大掛かりな装置になってしまいます。
だけど、ファーズ氏はシンプルに強力磁石を向かい合わせただけ。自転車にはちょうど良さそうで、新たな可能性を示していると感じます。従来型のように、パーツが壊れたりヘタれないのも利点ですよね。
もしも実用化されたら、調節は磁石の数や大きさでってことになるのかな? なんて思いました。

Source: YouTube via designboom
Reference: Wikipedia
