「金を使うのは簡単だが…」レンドンのバイアウト協議が報じられたエンゼルスをド軍専門メディアが痛烈批判「賢く投資するのは難しい」

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不良債権化したレンドンと別れる決断をするのか…(C)Getty Images

 エンゼルスのアンソニー・レンドンは現在、球団と契約解除の協議を進めていると報じられた。来季が7年総額2億4500万ドル(約380億円)の最終年となっており、バイアウト(契約買取)が成立した後は現役を引退するとも見込まれている。

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 2020年のエンゼルス加入以降、故障欠場を繰り返し、6シーズンでの出場がわずか合計257試合。今季も開幕前の手術により、リハビリに費やすシーズンを送った。あまりの稼働率の低さから、巨額資金が投じられたレンドンの獲得は、いつしか“史上最悪の契約”とも囁かれるまでに。今回報じられたバイアウトの交渉は、球団側が契約残り1年となった35歳を“見限った”とも言える意思表示に他ならない。

 打線の軸としての期待を寄せレンドンと大型契約を結ぶも、6シーズンで見合う成果がまるで得られなかったことになるエンゼルス。これまでの対応は現在も米国内で大きな話題となっている。

 ドジャース専門メディア『FANSIDED Dodgers’ Way』でもレンドンの契約に関するトピックを配信。その中では、ドジャースと比較する形で、エンゼルスの球団運営を厳しく非難している。

 同メディアは、「ドジャースの莫大な総年俸を持ち出して、その実績を貶めようとする声は必ず現れる」と切り出しながら、「確かにドジャースは多くの金を使う。だが、選手らは“利益を生み出す存在”となり、その資金を健全な割合でチーム強化へ再投資している」と主張する。

 続けて、「金を持っていても“賢く使えなければ”意味がない。ドジャースと同じ都市を拠点とする、妙にちぐはぐなチーム、エンゼルスはそれを体現している」と指摘。その上で、レンドンのエンゼルス在籍時でのスタッツなどを並べながら、「レンドンがエンゼルスで最後に本塁打を放ってから、すでに2年以上が経っている」などと訴える。

 レンドンとの契約が、巨額の資金が成績に結びつかなかった“悪例”であると評している他、「エンゼルスだけが迷走しているわけではないが、他球団よりも失敗の数が目立つのは確かだ」と説明。加えて、「ドジャースにもミスはあるものの、その頻度は少なく、後々の補強に響かない」と分析する。ドジャースエンゼルスの運営面での違いを強調する同メディアは、「金を使うのは簡単だ。だが“賢く投資する”のは難しい」などと論じている。

 厳しい批判にさらされる中、レンドンとの協議の行方が注目を集めるエンゼルス。さまざまな面で重荷となっていたベテランを手放すことこそ、長い低迷から抜け出す一歩となるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]