「選手としては10点満点、スポーツマンとしては0点」ピッチ外の振る舞いが物議を醸す18歳ヤマル。関係者の証言から紐解く“人物像”「熱狂的な人気と同じくらい、反感を買っている」【現地発】
しかし、ヤマルには逆説的なことが起きている。場所が変われば、非凡になればなるほど、疑問の目が向けられるのが常になっているからだ。スペインサッカー連盟では、怪我で招集外となった10月の代表ウィーク中にヘリコプターデートする様子をSNSに投稿したことを非難する声が上がった。
つまり、ピッチ上で並外れた活躍を見せるヤマルは、その熱狂的な人気と同じくらい、ピッチ外での並外れた行動によって反感を買っているのだ。ピッチ上では常人離れし、ピッチ外では普通であることを求められている。難しい組み合わせだ。
「彼は天才なんだ。そして天才はあらゆる面で天才なんだ。しかもラミネは他の天才型に見られるような嫌な人間ではない。彼は人生を楽しむのが好きなんだ。それの何が問題なんだ?バラエティ番組のようなノリで冗談を言ったから?彼を批判する人間は、クルトワがネグレイラの公式記者会見について発言したことを問題視していない」と、シウタ・エスポルティーバの関係者は反論する。
マドリーのロッカールームを完全に苛立たせたのは、ヤマルがストリーマー、イバイ・ジャノスがMCを務める番組『Chup Chup』に出演し、「彼らは試合を盗むし、文句を言う」とは笑いながら口にしたことだった。
この発言の背景には、イバイ・ジャノスのチーム(ポルシノス)と、ヤマルの次の対戦相手であるマドリーとの比較があった。前者はキングスリーグで彼のチーム(ラ・キャピタル)と対戦し、その週末にサンティアゴ・ベルナベウでクラシコが開催された。
「前回、ベルナベウに行ったときは...スコアは何だったっけ?0−4だった」と、バルサの10番は自慢げに語った。しかし、イバイ・ジャノスから「同じ結果になると思うか?」と尋ねられると、より慎重な口調で「いや、そうは言ってないけど、そうなるかもしれない」と答えた。
この発言はマドリーのロッカールームでも話題になった。「かなり呆れて、うんざりしている...。選手たちの大半はほとんど、あるいはまったく驚かなかった」とマドリーの練習場、バルデベバスの情報筋は明かすと、さらにこう続けた。
「誰もがもう彼の性格を知っている。ロッカールームで影響力のある人物が口にした発言が的を射ていて印象的だった。曰く『彼は選手としては10点満点だが、スポーツマンとしては0点だ』。非常に礼儀知らずで、膨大なエゴを持ち、同僚に対してまったく敬意を払っていない人物というのが我々の解釈だ」
圧倒的な個性、時には魅力的、時には苛立たしい性格のヤマルは、決して目立たないように振る舞うことはない。ただし、静かに過ごしたいときは別だ。
件のスペインサッカー連盟が、元恋人のニッキー・ニコルとクロアチアの海岸沿いをヘリコプターで飛行する写真を快く思っていなかった時、彼は自分のライフスタイルを誰かに疑問視されることよりも、そのSNSでの投稿によってファンに居場所が見つかることを心配していた。「大丈夫、今日は最後の日だ。明日には戻るよ」とリプライし、事態は収まった。
近しい関係者によると、ヤマルは昔から鎧をまとっているという。子供の頃は、周りが荒れていたので身を守るため、今は敵意のある環境から身を守るためだ。「人々が何を言おうと、僕は気にしない」と彼はよく口にする。「我々は彼のライフスタイルを気にしていないし、ハンジ(・フリック)もデコも同じ考えだ」と、カンプ・ノウのオフィスの情報筋は擁護する声を寄せる。
