英武ゆう氏「靴下を適当に選ぶな！」登山用靴下の“本当の重要性”を語る

動画「【登山用靴下の選び方】重要なポイントとおすすめ素材 登山ウエア＆ギアガイド」で、低山ハイカーの英武ゆう（えいぶゆう）氏が登山用靴下の選び方や、その重要性について徹底解説した。英武氏は「登山を始めるにあたって必要なものはたくさんありますが、重要なのは実は靴下です」と語り、靴下選びの軽視が登山トラブルの原因になりうると指摘した。

発端として英武氏は、「もし、靴下を適当に選んでしまうとどうなるかというと、靴ずれが起きやすく、靴の中で足が濡れたり、汗が乾かないため足が冷えたり、フィットせず靴の中で足が動くなどの様々なデメリットがあります」と、登山用靴下の軽視が重大なリスクにつながることを説明。加えて、靴下の歴史にも触れ、「エジプトのアンチーノで4～5世紀の指付き靴下が発見されたことや、日本では水戸黄門が最初の愛用者だった」など、雑学も挟みつつ興味を惹きつけた。

続いて、登山用靴下に求められる機能として「足の保護」と「汗の処理」の2点を挙げ、「足裏の衝撃緩和や靴ずれの防止、汗を吸って速乾機能で足の冷えを防ぐこと」が欠かせないと強調。「足の裏から多い日でコップ1杯（200ml）もの汗をかくこともあり、靴下の素材や機能は軽視できない」と、データも交えつつその必要性を力説した。

また、具体的な選び方について、「季節や靴の種類に合わせて厚さや丈を調節すること、綿ではなくウールや化学繊維（ポリエステル等）など速乾性のある素材を選ぶことがポイント」と具体例をあげて紹介。モンベルなどメーカーのラインナップにも触れ、「ウォーキング用から冬山用まで厚みが様々あり、用途によって組み合わせを選ぶべき」「一般的に登山で推奨される繊維はウールや化繊」と述べている。

素材選びについては「天然素材のウールは保温性や吸湿発熱力で優れる一方、ポリエステルは乾きやすさや取扱いの容易さが利点。しかし『ウール＝最強』ではない」と実体験や科学的な熱伝導率、吸水性の比較を丁寧に解説。加えて、「最近は機能性化繊とウールの混紡素材が多く、“どの機能を重視するか”で選び分けるのが今の主流」と語った。

記事の締めくくりとして、自身のおすすめも紹介。「登山に関連した役立つ情報を発信しているので、よろしければチャンネル登録を」と視聴者に呼びかけて動画を締めた。