高コスパのワイヤレスイヤホン、選ぶならどっち?「OPPO Enco Buds3 Pro」と「HUAWEI FreeBuds SE 4 ANC」を試した【道越一郎のカットエッジ】
試用してみたところ、自分の耳にはしっかりフィット。そのため、ノイズキャンセリング機能はないものの、ある程度の遮音効果が得られた。少々騒がしい場所で音楽を聴いても、周囲のノイズがかなり低減されていたのは好印象だった。音質は中音から低音にかけて強めの味付け。12.4mmで大型のチタンコーティング・ダイナミックドライバーが効いているようだ。音楽の迫力を求めるなら、好ましい音質だと感じた。しかし高域の伸びに関しては、やや物足りない印象を受けた。音質の好みは専用アプリのグラフィックイコライザーで調整できる。自分好みのセッティングにできるので、心配は無用だ。
続いて、ファーウェイ「FreeBuds SE 4 ANC」。ファーウェイオンラインショップ価格で6500円。こちらはノイズキャンセリング機能がついている。最大50dBのノイズキャンセリング性能を備えつつ、この価格はかなり頑張っているといえるだろう。しかも今なら598円引きの5982円で購入できる。また、同社オンラインショップでは初回メルマガ登録で割引クーポンを配布するなど、割引施策も結構ある。購入の際には、そのあたりをよくチェックしたほうがいい。バッテリーも頑張っている。ケース込みで約50時間、ケースなし単体でも約10時間使用できる。ノイズキャンセリングモードでは、ケース込みで約35時間、ケースなしで約7時間だ。10分の充電で約4時間使用可能なのは、OPPOのイヤホンと同等。防水・防塵性能は「あらゆる方向からの水の飛沫」に耐えるIP54。屋外の使用は問題ないが、水がかかる心配のある環境では使用しないほうが無難だろう。本体色は、ホワイトとブラックの2種類だ。
試用した感想は、素直な音のイヤホンであるという点。音源を選ばずオールマイティーで楽しめそうだ。ドライバーは、ポリマー複合ダイアフラム分離型のベント構造10mmダイナミックドライバー。繊細な音楽表現もしっかりできているように思えた。目玉のノイズキャンセリング性能はどうか。「効き」はかなり強い。完全に無音になるような感覚はないが、十分ノイズを抑制できており、この価格のイヤホンとしては上出来だ。強力な分、逆に耳に圧力がかかるような、やや不自然な感覚は気になった。外音取り込み機能は弱め。おまけ程度の使い心地。やはりこの辺りは高価な他モデルの方が使い勝手はいい。耳へのフィット感はよく、イヤホンが落ちそうになる感じは少なかった。ファーウェイのイヤホンにも専用アプリが用意されており、グラフィックイコライザーで、好みの音質に調整することも可能だ。ただし、iPhone、Androidいずれもアプリのインストール方法が特殊。米中貿易摩擦の影響から、アップルのApp StoreやグーグルのGoogle Playからではインストールできないので、注意が必要だ。
「Enco Buds3 Pro」は、ノイズキャンセル機能は不要で、価格、防水機能、連続再生時間を重視するなら、かなりお買い得なモデルだ。スポーツ時に使用したり、音に迫力を求める人にもお勧め。一方、格安のノイズキャンセリングイヤホンを探しているなら「FreeBuds SE 4 ANC」。価格の割に作りはしっかりしており質感も高い。音質も素直で聴き疲れしにくく、ノイズキャンセリング性能もまずまず。メインのイヤホンとしても十分活躍できる製品だ。(BCN・道越一郎)

