「もっとできるという感覚はある」主力の移籍や得点力不足の課題。東京Vキャプテン森田晃樹が語る“変化の重要性”「今まで通りではなく…」
開始早々からセットプレーでチャンスを作った東京Vは、相手ゴールを脅かすもネットを揺らせずにいると、60分に相手のゴールキックからの流れで長倉幹樹に先制点を決められる。その後は福田湧矢や熊取谷一星を投入して反撃に出るも、最後まで1点が遠く“東京ダービー”で0−1の敗戦を喫した。
試合序盤はボールを保持しながらリズムを掴んだものの、徐々にシンプルにロングボールを入れて両サイドから圧をかけてくる相手に押し込まれる展開となった。それでもボランチでスタメンに名を連ねた主将の森田晃樹は「(相手には)ボールを収める選手も、そこから出ていく選手もいるなかで、僕の印象的にはさほどショートカウンターではやらせなかったと思っている」と振り返った。
試合前にはキャプテンも得点力の向上に関して「攻撃の回数を増やさないといけない。回数が増えれば決まる確率も高まると思うので、チームとして再現性を持ってシュートまでいける形を作れるかが大事」と強調。試合後には、その再現性の難しさを口にしながらも前向きに捉えた。
「チームとしてはサイドに新井(悠太)などの仕掛けられる選手がいるので、その特長を使いつつ、彼のドリブルを(相手が)警戒した際に、ボールを下げてクロスを入れる形をチームとしてはやりたかったが、そういうシーンが今日は作れなかった。でも、それ以上にいい形でクロスを上げられたシーンで、相手に当ててしまったりもしていたので、そこはもっとできるという感覚はある」
また得点力向上の観点から見れば、前半戦ではセットプレーからのゴールパターンが多く、チームの武器となっていたが、後半戦ではそれをなかなか活かせていない。今夏にはキック精度の高い翁長聖やフィジカル面で強さを誇る綱島悠斗、木村勇大といった主力選手たちが移籍した。森田は「こういう時に誰がいないとか、そういう話はしたくないが…」と前置きしながらも、選手の入れ替わりによる変化の必要性を説いた。
「身長の高い選手たちが抜けて、より工夫が必要になってきた。単純に高さで勝てなくなってきているのはすごく感じるし、ロングボールを蹴られた時にそこで競り勝てないとかもある。セットプレーもそれ以外のところでもチームとして今まで通りではなくて、変わったからこそ、何かを考えないといけない」
この敗戦で東京Vは16位となり、降格圏の18位・湘南ベルマーレとは勝点7差に。湘南や最下位のアルビレックス新潟とも直接対決を残しており、J1残留に向けて予断を許さない。勝利を手にするためにはゴールが必要だ。得点力向上に向けて、試行錯誤を続けていかなければならない。
取材・文●藤井圭
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