スピード超過で「赤く光った!」実は「オービス」じゃない!? よく似た「意外すぎる機械」の正体は ビクビクしても「出頭命令」来ない…「紛らわしいシステム」が怖すぎる!
「オービス」そっくり… 一体なにしてる?
高速道路や幹線道路などでクルマが速度超過した場合、自動で検知して写真撮影する「オービス」という設備があります。
道路の上空のバーにカメラが取り付けられており、通行時は思わず「ドキっ」としてしまいます。
【画像】「えっ…」 これが「オービスの見分け方」です! 画像で見る(37枚)
実は「オービス」ではない場合もあります。どういうことでしょうか。

オービスは正式名称を「速度違反自動取締装置」と言います。
手前に設置されたレーダーや地下のループコイルで速度を検知し、速度超過があった場合、上空のカメラで当該車両を撮影するというものです。
オービスが作動した瞬間の最大の特徴は、「ピカッ!」とまぶしい赤いライトが光ることです。これが光った瞬間にはすでに記録完了しており、時すでに遅しというわけです。
ナンバーはもちろん、ドライバーの顔も鮮明に記録されるため、言い逃れはできません。これを元に後日、管轄の警察署や警察本部から、いわゆる“恐怖の手紙”と言われる「出頭通知書」が自宅(クルマの登録住所)へ送られてきます。
ところで、「カメラのようなものがある」施設は、必ずしもオービスではありません。
最も多いパターンが「Nシステム」という機器です。いかにも「監視してます」という風貌で、機種によってはカメラの下などに1〜2つの赤いランプの様なものがあります。速度違反すれば、今にもピカッと光りそうです。
しかしこれは速度取り締まりとは無関係の機器。その正体は「自動車ナンバー自動読取装置」です。
Nシステムは、通過するクルマすべてのナンバーを読み取って記録しています。この通過データベースは、たとえば逃走中の犯罪者がいつどこを通過したかという捜索にも役立っています。
なお通常であれば、Nシステムで読み取られた自分のナンバーが、自分の個人情報に紐づけられて利用されることはありません。
しかし、ナンバーを読み取るだけであれば、「赤いランプのようなもの」は必要ないのではと思います。
この赤いランプについて、とある交通機器メーカーOBは「おそらく赤外線を照射する部分でしょう」と話します。
「製品にもよりますが、ここから赤外線を照射することで、肉眼で見えないような真っ暗闇でも、ナンバーを読み取ることができるのです」(同OB)
一般のカメラは、暗い場所では当然、被写体がほとんど映りません。
そのため「フラッシュ」を炊いて明るくしますが、クルマに対してフラッシュを炊くと、ドライバーの目がくらんで事故の原因になってしまいます。
そこでNシステムの場合は、可視光の代わりに赤外線を使って、人の目とは違う赤外線センサーで読み取りを行っているというわけです。
Nシステムなのに「赤く光った!」なぜそうなる?
そんなNシステムですが、ネット上などでは、オービスのように「赤く光った」「多分Nシステムだと思うけど…赤く光った気がする。オービスだったら終わり」という声が見られます。

先述のように、赤外線ライトは全く目に見えませんが、赤く光ったとはどういうことなのでしょうか。
前述のOBは「ライト部分に何か別の光が反射したのかもしれません」と話します。
「もちろんそういった反射光はオービスのフラッシュとは比べ物にならない弱さですが、『オービスだったかもしれない』という心理状態だと、『ピカッと光った』ように感じるのかもしれませんね。速度に十分気を配っていれば、ビクビクする必要はありません」(同OB)
では、実際に「オービス」なのか「Nシステム」なのか判定する方法はあるのでしょうか。
最大の違いは、オービスが設置されている場合、原則として手前に「この先速度取締中」や「自動速度取締機設置区間」などの警告看板が掲示されていることです。この看板のすぐ先にあるのはオービスだと思っていいでしょう。
またフラッシュ部分(ストロボ)も、「ピカッ」と光らせるため大きな機器になっています。カメラの隣に、大きく口を開けた箱のようなものがあれば、フラッシュの可能性があります。
なお、近年は「可搬式オービス」も普及しています。警察官が手で運んで路側に置くもので、場所もタイミングもまさに「神出鬼没」で、赤色や白色の光がピカッと光れば、すでに違反を取られたということになるので、スピードの出し過ぎには注意しましょう。

