パズルゲームの定番「テトリス」は、「最後までプレイ」することができず、最終的にはテトリミノ(ブロック)を消すことができなくなってゲームオーバーになるものだと長らく考えられてきましたが、13歳のゲームプレイヤー・

Blue Scuti氏がついにこの壁を破り、レベル157でそれ以上ゲーム画面が進まなくなる「キルスクリーン」状態に到達、「テトリスを完全攻略した」と報じられています。

The First Time Somebody Has Ever "Beat" Tetris - YouTube

Tetris Has Finally Been Beaten After 34 Years

https://www.thegamer.com/tetris-beaten-34-years/

Blue Scuti氏は自らのYouTubeチャンネルで当該プレイを全編公開しているのですが、スコアやライン(消した段の数)、レベルなどが途中で正しく表記されなくなっています。YouTubeチャンネル・Classic Tetrisで公開されている動画は、そのあたりの情報が補われています。

Blue Scuti Beats NES Tetris - YouTube

プレイ動画の冒頭にハイスコア入力画面がちらっと出ますが、すべてカンストで、レベルは「D5」「43」「04」。確実に見た目通りの数字ではなく、Scuti氏がどれだけやりこんでいるのかがわかります。



Scuti氏のテトリス攻略はレベル19からスタート。



開始から6分33秒、レベル27をプレイ中、スコアがカンストして「999999」表記に。Classic Tetrisによると、このとき102万0580点だとのこと。

さらに、かつて「真のキルスクリーン(それ以上ゲームを進められない画面)」と考えられてきた速度限界のレベル29に到達。。テトリミノは画面上部に表示されたかと思うとあっという間に落ちてくるので、どこにどの形で置くか1秒未満で操作する必要があります。初めてレベル29を超えたのは2011年、Thor Aackerlund氏。



開始から7分24秒、レベル29をクリアするとレベル表記が「00」になりました。



「00」から再び「01」と増えていくかと思ったら、レベル31は「0A」、レベル32は「14」表記でした。レベル31の初到達は2018年、Joseph Saelee氏によるもの。Saelee氏は2020年にはレベル34に到達しました。レベル34は表示上は「28」です。



その後、テトリスの記録はEricICX氏がレベル38、2021年にはCheez氏がレベル40に到達しました。このあたりのレベルになってくると、通常のゲームプレイで行う「保持したコントローラーのキーを指で連打する」のではテトリミノの操作が間に合いません。このためさまざまな技術が生み出され、特にCheez_Fish氏が編み出した「ローリング」技術は多くの人が採用。EricICX氏も「ローリング」を取り入れて、なんとレベル146まで行きました。

ファミコンのテトリスで生まれた新テクニック「ローリング」により世界記録が爆誕 - GIGAZINE



by Diego Rivers

Scuti氏も「ローリング」なのか、あるいは「ローリング」をさらに改良した技術を使っているのかは手元が見えないため不明。開始から25分55秒でライン表示も999の次の「A00」になりました。このときレベルは106、スコアは362万3600点。



開始から33分42秒、レベル「B9(137)」から「C9(138)」に入ったところで、テトリミノの色が3色から2色に変化。



レベル「05(139)」からは黒色テトリミノが登場。これでも、白い縁取りがあるだけプレイしやすいことを後々思い知らされます。



レベル「E9(146)」以降はレベルによってはテトリミノがほぼ視認できないようなくすんだ色合いになることも。



たまに、このような「当たり」の配色もあります。



ほぼモノクロのテトリス。



プレイ開始から38分23秒、Scuti氏はレベル「18(157)」に突入。配色は相変わらず2色。



少し中央部に高くテトリミノが残ってしまった状態。



ここで逆L字のテトリミノを左へ置いて7段目を消すことに成功。



通常、テトリスでは段が消えた分、上の段が落下するのですが、なぜか上の段は落下せず、しかも追加のテトリミノも落ちてこなくなりました。



一瞬何が起きたかわからないScuti氏は、「テトリスがゲームオーバーではない形で終わった」と理解すると「Oh my god!!」と連呼、頭をかきむしったり手袋を外して口を押さえたりと、感情が抑えきれない様子を見せました。最終的なスコアは685万560点、ライン数は1511でした。



ファミコン版テトリスの「キルスクリーン」到達は、AIによるものを除くと、発売から34年で初のことです。