大陸委員会、中国の台湾政策トップ発言を批判「主権を矮小化」=国民党副主席と会談
大陸委は「両岸は互いに隷属しない」というのが台湾海峡の現状の事実で、交流や対話は対等な尊厳に基づくべきであり、いかなる誤った政治的前提の枠組みをも設けてはならないと改めて表明。北京当局は「一つの中国を原則として統一を目指し、一国二制度を受け入れる」と定義する92年コンセンサスを両岸(台湾と中国)の交流の前提とし、中華民国の主権を損なわせ、台湾を矮小化しようとしていると指摘し、国共両党が92年コンセンサスで相互に呼応していることを、台湾の人々は受け入れられないと強調した。
国民党は報道資料で、夏氏は会談で(1)これまでに両岸間で交わした民生に関する取り決めの実施と維持(2)両岸交流で想定される不便さやコストの低下(3)緊張した情勢をできる限り緩和させ、平和と安定のために最大限努力―の3つの要求と関心事を中国側に伝えたと説明。「現時点で比較的重要なのは、両岸の政治的食い違いが経済や民生の分野に波及するのを可能な限り避けることだ」と夏氏が表明したと明らかにした。
(李雅雯、劉冠廷/編集:名切千絵)
