by Thomas Hawk

TwitterのCEOに就任したイーロン・マスク氏は従業員のレイオフを強く押し進め、同社の従業員数はわずか3週間で7500人から2700人にまで激減したことが伝えられています。その後2022年11月21日に開かれた全社会議の中でマスク氏は「レイオフを完了した」と発表しましたが、新たに一部の従業員が追加で解雇され始めていることが分かりました。

Twitter’s ongoing cruel treatment of software engineers - The Pragmatic Engineer

https://blog.pragmaticengineer.com/twitter-cruel-treatment-of-software-engineers/

アメリカの祝日「感謝祭」にあたる2022年11月24日の前夜、一部のTwitterエンジニアが「コードが満足のいく出来ではない」という理由の解雇通知メールを受け取ったとのこと。これは、少し前にマスク氏が要求した「コードレビュー」に基づいているものとされています。当該エンジニアは離職同意書と請求権の放棄に署名を求められ、4週間分の給料を受け取るとともに、会社を離れなければいけないそうです。

しかしながら、この情報を伝えたニュースライターのGergely Orosz氏は「まるで平手打ちのようで、とても残酷な行為だ」と話しています。というのも、上記解雇通知が行われる前の週、マスク氏は「ハードコア」な労働が求められる新社内体制「Twitter 2.0」への参加を従業員に求めており、これに同意しないものは「3カ月分の給料」を受け取って解雇されていました。このため、記事作成時点でTwitterに残っていたのは新体制に同意した人ばかり。解雇された人たちはマスク氏について行くことを表明していたにもかかわらず、体制に同意しなかった人たちよりも退職金が低くなってしまったわけです。Orosz氏によると、新たに解雇された従業員は約50人ほどだと見られるとのこと。

解雇された従業員の中には4年以上エンジニアとして働いた人もおり、この人物は「就労ビザを取得して働きに来ていたるめ、新しい仕事を早急に見つける必要がある」と訴えました。また、Twitterの文字数制限を140文字から280文字に拡大するプロジェクトを立ち上げてリリースしたエンジニアのIhara Ikuhiro氏も解雇されてしまったそうです。

突然の解雇騒動に、「自分が理解できないコードを書いた人をクビにしたということですね」と皮肉をツイートするユーザーも。また、「コードを完全に無視し、自分が最も気に入った従業員を採用しているだけでは」や「表面的なコードをみただけで実績などは考慮されていないのでは」という推測も出ています。

海外メディア・The Vergeのアレックス・ヒース氏によると、解雇通知を受け取らなかったエンジニアの一部には「信頼を回復し、チームへの貢献度を示す」ことを求める警告メールを受け取った人もいたとのこと。さらに、エンジニアには「毎週メールでコードのサンプルを送信せよ」という通知が届いたともヒース氏は話しています。