“マスターズ”出場権を視野に入れて最終日へ 鈴木隆太が3差4位「楽しいですね、優勝争い」
アジア太平洋地域ナンバー1決定戦。優勝者には来年の「マスターズ」と「全英オープン」の出場権が付与される。日本勢最上位の首位と2打差の4位から出た鈴木隆太(日体大2年)は5バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータル10アンダー。首位と3打差の4位タイで最終日を迎える。
前半は2つあるパー5で2オンに成功しながら3パットのパーで終わるなど「流れが悪い」とイーブンで折り返す。しかし、10番パー4で奥7メートルのバーディパットを沈めると、11、12番も連続バーディ。
「12番のバーディでいい位置にいると思っていた」が14番パー4で3打目を1.2メートルオーバー。今週冷静に沈めていたショートパットを外して“つまらない”ボギーを喫する。終盤の大事な局面でのミスに「やっちゃった」と自分への怒りがこみあげる。1つ取り返して迎えた17番パー3では、ラフとエッジの境目からのアプローチを「ワンチャン、入らないかな」と想像以上に強い当たりで3メートルオーバーし、ここでも1つ落とした。
「今日はイージーミスが多くて、あんまり納得いっていない」と首位との差は3打に広がった。「(スタート時の)2打差でいきたかったんですが、よく考えたら2打も3打もそんなに変わらない。あすは伸ばすという強い気持ちでやりたい」。深く考えないのが鈴木のいいところ。首位との差よりも自分がひたすら伸ばすことを意識する。
最近の戦績を訪ねると「しばらく優勝していないですね。優勝争いも…あまりした記憶はないけど、慣れてなくはない」。今年は上位に入っていないが、高校時代には何度も頂点に立った経験を持っている。「楽しいですね、優勝争い。トップを追いかける感じが」。久々となる最前線での戦いに心を躍らせている。
大会前から「優勝を狙う」と宣言していた。こうした目標を普段は口に出さないというが「この大会は優勝しか意味がないと思っています。バーディを取らないといけないので、言うようにしています」。明確な目標ができることで力になるという。
あすの目標は「66では回りたい。それで優勝できなかったらそこまでです。ベストを尽くして一生懸命がんばります」。出場する日本勢7人の中で世界アマチュアランキングは最下位(498位)。優勝に対しての強い意識を持つことでここまできた。「夢の舞台」と話すマスターズへの挑戦は残り18ホールとなった。(文・小高拓)
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