この記事をまとめると

■ひとり1台が当たり前のアメリカでひとり乗りでフリーウェイを走ると捕まることがある

■インドでは聖なる動物とされる牛の通行を妨げると違反になる

■キックボードは国によって年齢制限やヘルメット装着の要不要が異なる

ひとり乗りの状態で走ると捕まる可能性があるアメリカ

「えっ!? こんなことが、この国では当たり前なんだ」

 世界のさまざまな国や地域へ旅行や仕事で出かけて、クルマを運転したり、自転車に乗ったりしていると、こんな思いを持つことがあるかもしれない。

 たとえば、アメリカでは、高速道路をひとり乗りで運転していたら、いきなり白バイに追いかけられ停車させれることがある。アメリカでは、州によって呼び名や細かい法規が違うのだが、一般的にカープールレーンという車線がある。ここでは、1台あたりふたりまたは3人以上が乗車していないと通行ができない。

 これは、朝晩の渋滞緩和のための方策で、会社の同僚、学校の友達、またはご近所さんたちと乗り合いをすることで走行するクルマの数を減らそうという考え方だ。

 だから、カープールレーンをひとり乗りのクルマで走っていると、交通違反となって罰金が課せられる。現地の状況をあまり理解していない旅行者などは、ふと気がついたらカープールレーンを走行している可能性もあるので、十分に注意したい。

 これに関連して、もう10年以上前のことだが、米大手航空会社の機内誌に掲載されていた通信販売コーナーで、40〜50代の帽子を被った男性を装った実寸大のダミー人形を売っていた。値段はたしか、数百ドル(数万円)とけっこう高かった印象がある。商品の説明文には、カープールレーンをひとり乗りの状態で走行するときに交通違反にならないように使う物、とあった。でも、もしこれで捕まると、偽証したことで罪がさらに重くなるのかも、と思ったものだった。最近、その商品広告は機内誌で見かけなくなった。

一般道ではクルマよりも牛が優先のインド

 ところ変わってインドに行くと、3車線なのにクルマが横に4台も5台も並んで走行する場合もある。これを警察が厳しく取り締まるという雰囲気でもない。

 インドの市街地では、都市部の郊外や地方部では未舗装道路がまだまだ多く、路面の凸凹が大きいところもある。そこを牛がゆったりと歩いていたりする。インドでは牛は聖なる動物のため、交通の中で牛は最優先となる。クルマが牛に対して無礼な振る舞いをすれば当然、警察が厳しい対処をすることになるのだろう。

 クルマ以外の乗り物だと、日本でも道路交通法改正で年齢制限で免許不要になることが話題となっている電動キックボードで、気になることがある。

 免許の有無、年齢制限、そしてヘルメット着用義務が国によって違うのだ。

 例えば、フランスは免許不要で、12歳以上。ヘルメットは都市部では推奨するが義務化なし。ただし、都市部以外ではヘルメット着用義務有。

 イタリアでは免許は不要で、年齢制限は14歳以上。ヘルメットは、18歳以下の運転者のみ義務化となる。

 電動キックボードが普及した場合、海外での利用の際にはその地での法律に対する注意が必要だ。