Excelで連番はもう振り直さない! ROW関数、COLUMN関数の便利な使い方
連番を振るのは簡単だ。先頭のセルに「1」を入力し、[Ctrl]キーを押しながらオートフィルハンドルをドラッグすればよい。
しかし、あとから行の削除や移動をすると、その連番はまた振り直しとなってしまう。
頻繁に修正するリストなら、連番の列にはROW関数を設定しよう。
ROW関数は行番号を返す関数だ。
書式も「=ROW()」と、至ってシンプルで手入力もしやすい。
●「高度な検索」で全角数字を選択する
ROW関数は、もちろん、関数の挿入ボタンから入力してもよい。だが、短い関数なので、直接入力したほうが早いだろう。
連番を振りたい先頭のセルをクリックしたら、「=ROW()」と入力する。
もちろん、小文字でもかまわない。
カッコの中には行番号を求めたいセル、またはセル範囲を入れるのだが、ここは省略も可能だ。省略すると、その関数が入力されているセルの行番号を表示してくれる。
例えばセル「A1」、つまり、1行目に「=ROW()」と入力すれば、「1」と表示してくれる。
ただ、1行目からいきなり連番を振るような表は少ない。1行目には表のタイトルを入力したり、表の見出し行を作成したりすることがほとんどだろう。
ここでは、セル「A4」を先頭に、A列に連番を振っていこう。
セル「A4」は4行目。4行目に「1」と表示させしたい。つまり、行番号よりも3つ少ない数を表示させたい。
そのため、「=ROW()-3」と入力する。

[Enter]キーを押すと、「1」が表示される。

セル「A4」のオートフィルハンドルをドラッグして、関数をコピーしよう。
連番が表示される。

連番が振られたら、No.4とNo.5の行を削除してみよう。
削除前の下図で、最後のNo.10が13行目にあることを確認してほしい。
行を選択して、[ホーム]タブの[削除]−[シートの行を削除]をクリックする。

2行削除され、No.8までの表となった。
No.4とNo.5を削除したが、関数が入っているので、連番は保持されている。
ただし、行を挿入したときは、A列に関数をコピーする必要はある。
しかし、それもオートフィルハンドルでドラッグすれば簡単だ。

ちなみに、「K001」「K002」「K003」…のように、文字や数字を組み合わせた連番にしたいときは、「&(アンパサンド)」を使うとよい。
例えば、セル「A4」に「K001」と表示したいなら、次のように入力する。
="K00"&(ROW()-3)
「K00」を「”(ダブルクォーテーション)」で囲んで文字列とし、「&」でROW関数の値と連結するのだ。
「&」はテキスト連結演算子と呼ばれるもので、
セル「A1」に「東京都」、セル「A2」に「新宿区」と入力されているとき、
セル「A3」に、
=A1&A2
と入力すれば、「東京都新宿区」と返してくれる。
こうした演算子も、覚えておくと何かと便利だ。
●列番号を返すCOLUMN関数
ROW関数は、このように縦方向の連番に使える。
では、横方向ならどうだろう。
Excelには列番号を返す関数も、もちろん用意されている。
セル「B2」を「1」とし、横方向へ連番を振りたいときは、セル「B2」に次のように入力する。
=COLUMN()-1
B列は2番目の列なので、「-1」を入力して、「1」と返すように指定するのだ。

オートフィルハンドルをドラッグして、数式を横方向にコピーすれば、列の削除や移動をしても、列番号を振り直す必要のない表ができあがる。

ROW関数もCOLUMN関数も、簡単に入力できる。
連番を使う表を作成するときには、ぜひ、試してほしい。
執筆 中野 久美子
