Marvel Moon Knight

マーベルがディズニープラス向け新作TVシリーズ『Moon Knight』(ムーンナイト)の新たな映像を公開しました。

米国のスーパーボウルで放送されたスポットCMは、30秒の短尺ながら「もう一人の自分」の影に怯える主人公スティーブン(演オスカー・アイザック)、主人公の内面を見透かしたような発言をする謎の人物(演イーサン・ホーク)、そしてミイラとバットマンと月光仮面が合体したような白いダークヒーロー「ムーンナイト」が初めてはっきりと姿を現します。

ディズニープラス公式

『ムーンナイト』はマーベル・コミックス原作のダークなスーパーヒーローもの。『スター・ウォーズ』続三部作のポー・ダメロン役で知られる俳優オスカー・アイザックが、多重人格の複雑な内面を持つ主人公スティーブン・グラント / マーク・スペクター / ムーンナイトを演じます。

『ワンダヴィジョン』や『ロキ』、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ホークアイ』と同じく、ディズニープラス独占配信で、『アイアンマン』や『アベンジャーズ』と世界を共有するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品です。

原作コミックスのムーンナイトは1975年登場。時期により描写が変遷するものの、基本は元海兵隊員の傭兵マーク・スペクターや、億万長者の実業家スティーブン・グラントなど複数の人格を持つ人物で、エジプトの月の神コンシューにより月に代わって正義を実現する「ムーンナイト」の力を与えられたというヒーローです。

億万長者の悩めるヒーローといえば、マーベルではないDCのバットマンが代表格。原作のムーンナイトも「白いバットマン」と揶揄されることもあります。

しかしムーンナイトは単に複数の「世を忍ぶ仮の姿」に変装して活躍するわけではなく、自身が多重人格に苦しみ過去の自分に怯える点や、個人的な怒りから犯罪への復讐を誓い自力でヒーローになったバットマンとは対照的に月の神により(半ば一方的に)力と使命を与えられたこと、傭兵時代に多数の犠牲を出してきた自責の念から弱者のために戦うといった点が異なります。(あくまで原作での設定です)。

オスカー・アイザック演じるMCU版ムーンナイトの物語はまだ分かりませんが、1月に公開された2分弱の予告編ではもう少し細かい描写があります。スティーブンは博物館のギフトショップで働く気弱な店員らしいこと、ベッドで自分を縛り付けなんとか眠らないように努めたり、別の人格に支配されることを極度に恐れているらしきことなど。

イーサン・ホーク演じる人物は主人公スティーブンの内面を見透かしたような発言するばかりか、武装した手下や信者のような集団に囲まれるなど、何らかの宗教指導者のような立場にあるようです。

スティーブンの心象を現しているのか、鏡やガラスの反射のなかの自分が別の表情をしていたり、影が独立して動くなど、不安に駆られるサスペンスでホラーな演出も見どころ。

ムーンナイト自体も安心して頼れるヒーロー然としたキャラクターではなく、エジプトのミイラのような布が抵抗する主人公を覆い尽くして現れる演出、光る眼など、恐ろしい存在として描かれています。

マーベル『ムーンナイト』の配信は日米同時の3月30日から。ディズニープラス独占配信です。

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