イギリス・イングランド中部のウォルソールという町の中心部に黄緑色の巨大な植木鉢が設置され、住人からは「スーパーマリオブラザーズに出てくる土管みたいだ」として、税金の無駄遣いだと不満の声が上がっています。

Council under fire over leaving town centre looking 'like something from Super Mario Brothers' - Birmingham Live

https://www.birminghammail.co.uk/black-country/council-under-fire-over-leaving-20596223

Walsall Council is blasted for blowing taxpayers' money on 'Super Mario Brothers' green plant pots | Daily Mail Online

https://www.dailymail.co.uk/news/article-9578789/Council-blasted-blowing-taxpayers-cash-Super-Mario-Brothers-green-plant-pots.html

ウォルソールの評議会は2021年、中央政府から受け取った75万ポンド(約1億1600万円)の助成金から数千ポンド(数十万円)を拠出し、「住民の幸福と安全の感覚を促進する」という目的で町の中央部に巨大な植木鉢を15個設置しました。ところが、この植木鉢が黄緑色な上に円形だったため、「まるでスーパーマリオブラザーズに出てくる土管のようだ」との声が挙がり、税金の無駄遣いではないかと非難されているとのこと。

スーパーマリオブラザーズに出てくる土管は、以下のムービーで確認できます。

スーパーマリオブラザーズ プレイ映像 - YouTube

ステージ中に現れる巨大な土管は、ゲームをプレイしたことがある人にとってはおなじみの存在です。

マリオは土管の上をジャンプしたり……

土管の中を通って別の空間に移動したりします。

実際にウォルソースの中心部に設置された植木鉢がどれほど「スーパーマリオブラザーズの土管」に似ているのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。

Council blasted for spending taxpayers' cash on giant 'Super Mario Brothers' green plant pots | SWNS - YouTube

カフェのテラス席付近にあるのが、黄緑色の巨大な植木鉢。

確かに色合いといい形といい、人間が余裕で入れそうなほどの大きさまで「スーパーマリオブラザーズの土管」らしさが満点です。

ウォルソール評議会は町の予算を2900万ポンド(約45億円)も削減しようとしているとのことですが、そんな状況で「派手な上に目障り」な植木鉢を設置した行政に対し、住民らは不満を募らせています。地元で花屋を経営する39歳のAndrea Loveridgeさんは、「信じられないことです。これらは設置された場所をスーパーマリオブラザーズみたいにしてしまい、まるでマリオが飛び降りるワープパイプのようです」とコメント。近年のウォルソールは活気が減っており、コンクリートの殺風景な建物や空きテナントの中で植木鉢はひどく見栄えが悪いと指摘し、「なぜ行政はビジネスを町の中心部に戻そうとすることにお金を費やさないのでしょうか?」と述べました。

二児の母である37歳のJoanna Parrishさんも、「下品な色で目障りです。納税者のお金を完全に浪費しています。最近のウォルソールはゴーストタウンであり、この植木鉢は何の役にも立ちません」と行政を非難し、無意味で巨大な植木鉢よりもビジネスの活性化に注力するべきだと主張しています。

スーパーマーケットで働く45歳のSue Morrissonさんは、「活気に満ちたモダンな町では問題なく見えるかもしれませんが、ウォルソールのように老朽化して疲弊した町では、親指の痛みのように目立ちます。最近、ウォルソールからデベナムズやマークス&スペンサーがなくなり、代わりの店舗がすぐには戻ってきません。誰もがプランターを『マリオの土管』と呼んでおり、ちょっとした笑いものになっています」と述べました。

また、納税者の擁護団体であるTaxPayers' Allianceでキャンペーンマネージャーを務めるHarry Fone氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって町が衰退しており、中心部を開発するための資金は企業誘致のために賢く使われるべきだと主張し、「地方議会は納税者の将来的な価値を最大化する必要があります」と述べています。

ソーシャルメディアでは、「少なくとも評議会は町を明るくしようとしました」と擁護する声もあるものの、多くの人々は「ウォルソール評議会のメンバーは現実が見えていない」「あまりにも愚かです。『町を運営しない方法』のサンプルとしてウォルソール評議会は研究されるべきでしょう」「マリオが飛び出てくることでも期待しているのではないか」「数カ月前のウォルソール評議会の会議:『買い物客を呼び戻すものが何かわかりました!巨大で安っぽい緑色の植木鉢です!』」といった書き込みが多いとのこと。

ウォルソール評議会の副リーダーであるAdrian Andrew氏は、植木鉢の設置は町の中心部における環境を改善するための決定だったと主張。「今回の作業の重要な要素は、ウォルソールアートギャラリーの外により社交的な空間を作るため、町の中心部により多くの植栽を導入することでした」と述べました。