4月22日、マスクをした河野太郎・新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣(58)を横目に、ノーマスクで本会議場に入る二階氏

「議場に入ってきた二階幹事長を見たときは、ギョッとしました。席に着いて、ようやくポケットからマスクを取り出しましたけど……」

 そう語るのは、ある報道関係者だ。

 4月22日の衆院本会議に、二階俊博自民党幹事長(82)は、堂々とノーマスクでやってきた。与野党は本会議中の議場内でのマスク着用を申し合わせているが、誰も注意する者がいない。自民党幹部も、あきれ顔でこう言う。

「二階さんは、マスクがあまり好きじゃない。党本部の打ち合わせでも、外していることが多い。自分だけは新型コロナにかからないと思い込んでいる」

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、「あまりに自覚が足りない」と苦言を呈する。

マスクをうっかり忘れたのか、マスクなんか関係ないと思っているのか。いずれにしても咎める者がいないことが問題です。二階氏は自分が裸の王様になっていることに気づいていない」

 国民が自粛だらけの窮屈な日常を送っているのに、センセイは好き放題していいの?

(週刊FLASH 2021年5月11日・18日合併号)