赤松さん殺害容疑で逮捕された男(ロイター)

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 ブラジル中部ゴイアス州アバジアニアで先日、日本人の赤松瞳さん(43)の遺体が見つかり、警察は赤松さんを殺害した容疑で18歳の男を逮捕した。容疑を認めている。

 男は10日に赤松さんの所持品を奪おうとしたが抵抗され、警察に届けられることを恐れて絞殺したと供述。遺体は屋外に遺棄され土や石で隠されていた。

 赤松さんは何のためにブラジルにいたのか? 実は、現地には超自然的な力で病気を治すとして世界的に有名な霊媒師ジョアン・ジファリア受刑者(性的虐待で有罪判決)が開設した診療施設があり、赤松さんは約2年前から現地に住み、施設で施術を受けていた。

 霊媒師の診療施設とはどんなものなのか。科学問題研究家の阿久津淳氏はこう語る。

「ジョアン受刑者は“ジョン・オブ・ゴッド”と名乗り、治療センターで心霊治療を行っていた。ナイフを使い、守護霊団(聖フランシスコ・ザビエルなど)を降臨させ、たちどころに患部から腫瘍や膿(うみ)などを取り出し、傷口が残らない形で治療する。目の病気の患者は直接ナイフを眼球にゴリゴリこすったりして治す。神がかった治療を行い、治すのだとか」

 2018年、数百人の女性が性的虐待を受けたとしてジョアン受刑者を告発し、当局が逮捕。これまでに60年以上の懲役刑を下されている。その後も赤松さんは施術を受けていたようだ。

「これは推測の域を出ないが、赤松さんは自らの治療という名目で、調査研究をしていたのだと思う」と阿久津氏。
 赤松さんは、阿久津氏が理事を務める日本サイ科学会で講演を行ったことがある。

「赤松さんはロシア、ウクライナの超能力研究の現況を報告された。人の脳はまだ3%から5%しか使っていないが、8%くらい開発すると、スプーン曲げや遠隔透視はおろか、手足を壁に通過させることもできるのだとか。実際に赤松さんが参加者持参の品々を手にとり、触るだけで、それら品々の入手エピソードなどを言い当てた」と阿久津氏は話している。