[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2019年6月12日放送の「宮城岩手どーなKNOW?」のコーナーで、名取市閖上(ゆりあげ)で復活したソウルフードについて紹介していました。

「ももや」というお店のカツ丼です。ももやは、東日本大震災前、長く地元民から愛されていましたが、津波でお店のご夫婦が犠牲になってしました。


復活したももやのカツ丼(かわまちてらす閖上公式サイトより)

一度は絶えてしまった味ですが、その味を復活させたいとの思いから、閖上出身の料理人が立ち上がりました。

復活までの道のり

子供頃からももやのカツ丼を食べていた閖上出身の料理人・小斎悟史さん。お店の味を知る地元の方々の意見を聞き試食会を開き、この春新たなももやのカツ丼として、かわまちてらす閖上に再オープンしました。

ももやが震災前に実際に使っていた「サバ節」が奇跡的に残っていた事で味の決め手が分かり、伝統の味復活に繋がったとのことです。出汁がきいた甘じょっぱい味は、まさに懐かしの味です。

当時のももやと同じく、揚げ油はラード使用。さらにトッピングのグリンピースは7個。味も見た目も忠実に再現されました。

閖上で愛され、奇跡の復活を遂げたカツ丼。たくさんの思いが詰まった一品を食べ、閖上を盛り上げる力になりたいと思いました。

(ライター:rin.)