【海外発!Breaking News】旅先で溺れた子供2人を救った英国人男性、旅行会社に「ホリデーが台無し」と損害賠償請求
今年6月、英マージーサイド州シーフォースに住む2児の父スティーブン・タートさん(32歳)は、地中海に浮かぶメノルカ島サント・トマスでホリデーを過ごした。しかし滞在3日目に、スティーブンさんはあるアクシデントに巻き込まれた。
この救助のおかげで幸いにも子供2人は難を逃れたが、以降スティーブンさんはその出来事に悩まされるようになってしまった。残りのホリデーも台無しになり、子供たちを助けるために水中へ飛び込むが結局救助できなかったという悪夢を度々見るようになったスティーブンさんは、帰国後も仕事を1週間休まなければならないほどだった。
そこで、利用した旅行会社「TUI」に「御社が契約しているホテルで職務に従事すべきスタッフが何もしなかったために、私が代わりに子供たちの救助をした。だが、その出来事がトラウマとなり仕事も1週間できなかったほどの影響を受けた。よって御社に損害賠償金を請求したい」と要求した。しかし「TUI」はスティーブンさんの言い分には同意せず、その要求を拒否。これに怒りを感じたスティーブンさんは、旅行から2か月後にTwitterで心情を綴った。
「『TUI』が使っているホテルで、仕事ができないスタッフを雇っていたために起きた出来事であるのだから、少なくとも旅行会社が何かしらのオファーをすべきであり、この事態に責任を取って然るべきだと思う。にもかかわらず、『TUI』は私の要求を拒否し、ホテル側にも何の責任追及もしなかった。おそらく今後のビジネスが失われ収益が減るのを避けたかったに違いない。プールに飛び込んで救助をしようと思ったのは自分の意思だから、あくまでも自分の責任と言われた。では仕事中であるはずのライフガードが何もしないのをいいことに、私も溺れている子供を見たまま放っておけば良かったとでもいうのか!? なんて旅行会社だ。」
これに対し、「TUI」側は「彼の勇気ある行動には感謝します。要求に応えられなかったことで不満を感じられていることは誠に残念です。当社が提供できる最も適切な支援は、Centre for Crisis Psychology(危機心理センター)で無料で受けられるカウンセリングのみです」と述べている。なおホテル側は、このライフガードをすでに解雇したそうだ。
このニュースを知った人からは、「命を救ったという素晴らしいことをした後に、わざわざ損害賠償金を請求する意味がわからない」「確かにあなたの意思で救助したわけでしょう? それで子供が助かったんでしょう? なら、それを誇りに思うべきよ」「トラウマになるのは人として理解できる。だけど、子供の命を救ったことに対しての損害賠償請求となると筋が違うのでは? もし自分の子供たちが同じ目に遭って、救ってくれた人がそれを理由に損害賠償金を請求したらどう思う? 多分あなたなら不快に感じるんじゃないかな」「そんなに損害賠償にこだわるなら、救った子供の親に請求すれば?」「旅行会社に責任を求めるより、これはスタッフを雇っていたホテル側じゃないの? 文句はホテルに言うべき」「エゴはみっともない」「命を救ってヒーローになるはずが、これで台無しだね」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年9月14日付「Man who saved two kids from drowning in hotel pool now wants compensation」(Picture: Steven Tartt/Liverpool Echo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

