短期集中の「ハッカソン」で イノベーションが生まれる
シリコンバレーに拠点を置くアップル、グーグル、フェイスブック、エアビーアンドビー、ウーバー……といった企業は、どうやって次々と大きなイノベーションを起こしているのか? 新刊『シリコンバレー式 最高のイノベーション』では、22ヵ国でスタートアップを支援するインキュベーター&アクセラレーター会社のCEOである著者が、シリコンバレーで起きているイノベーション成功の秘密を初公開! 小さなアイデアが大きな変革をもたらし、世の中を一変させるプロセスを、多くの実例を紹介しながら解き明かす。起業家、企業のオーナー、ビジネスパーソンを問わず、あらゆるビジネスに応用できるイノベーションのヒント。本連載では、その基本中の基本である「小さく、少なく始める」コツについて10回にわたって紹介していきたい。
イノベーションには緊迫感が必要
「パーキンソンの法則(病気ではない)」とは、「仕事は時間があればあるだけ膨張する」というものだ。
ビジネスプランを完成させるまでに6ヵ月の猶予を与えると、終わるのにかならず6ヵ月かかる。
6日しかなければ、なんとかやり方を工夫して6日間で終わる。
このパーキンソンの法則は、韓国の人たちにはお馴染みだろう。
韓国企業は、残業を社員の忠誠心と献身の証しと見る。
「アジアで誰よりも必死に長時間働く」と自慢するのが韓国の人たちだ。
では、先進国の中で韓国の生産性がトップでないのはなぜだろう?
答えは簡単だ。同じ仕事をするのに長い時間がかかるからだ。
夜10時までオフィスにいるのが当たり前なら、夕方5時までに仕事を終わらせようとは思わない。
それと同じで、スタートアップのチームがプロトタイプ作りに3ヵ月の猶予があると思っていたら、3週間では終わらない。
イノベーションを生み出すチームを作ろうと思ったら、緊迫感を生み出さなければならない。
この世界のどこかに、今この時、同じプロジェクトを行っているライバルがいる。
もしあなたのチームが素早く動かなければ、市場を失ってしまう。
