宿題やる、やらないは家庭の責任!? 認識の違いでやってしまいがちな「親のNG行動」3つ
共働き家庭が増えたことにより、毎日子どもが学校から持ち帰る宿題は親にとっても負担となっています。
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なかなか宿題をやろうとしない子どもに悩んでいるママや、宿題の多い少ないで悩んでいるママ、時間がなく、なかなか子どもと向き合って一緒に宿題ができないと悩むママなど、宿題にまつわる親の悩みは絶えません。
そんな宿題の悩みを解消すべく、日々試行錯誤しながら、我が子と向き合うために頑張っている家庭も多いでしょうが、そもそも学校の宿題とは子どもにとってどういうものであり、親は宿題に対してどう考えるべきものなのでしょうか。
今回は、宿題とは本来どういうものなのか、そしてその宿題を親はどう認識するべきかについて、元教師のYさんに聞いてみました。
親の宿題に対する認識の違いから、ついやってしまうNG行動についても3つご紹介します。
宿題を出すのは学校の義務ではない! 先生がサービスで出している!?
毎日子どもが当たり前のように持ち帰る宿題ですが、そもそも宿題とはどういうものでしょうか。
まず保護者に勘違いされやすいのが、「宿題を出すのは学校の義務」だということです。教育基本法に基づく学習指導要領にも書いてあるそうですが、家庭学習(宿題)は公教育で義務化はされていないようです。
つまり、学校は子どもに宿題を出す義務がないということ。
漢字ドリルや計算ドリル、音読などの宿題は出されて当たり前だと思っている親も多いかもしれませんが、義務化されていないことから、宿題を出している先生はサービスで行っていることになります。
そう考えるとサービス精神旺盛な先生には、日々感謝したくなりますね。
学校の宿題は家庭(親)の責任!?
サービス精神で先生が毎日子どもに出してくれている宿題ですが、宿題は誰の責任において子どもにやらせるべきなのでしょうか。
こちらも勘違いされやすいのが、「学校の宿題は先生の責任だ」ということです。
我が子が学校の宿題として出された問題が理解できず、なかなか進まない状況を見ると、思わず先生の教え方が悪いのだと考えてしてしまいがちですが、「1回の授業でクラス全員がきっちり理解するのは不可能」だとYさんは言います。
1人1人のレベルを担任が全て理解し、クラス全員を同じレベルに持っていくことは学校ではできませんし、そこまで学校がやる義務もありません。
学校が本来やるべきことは、出した宿題をきちんと全員が提出できるようにすることと、家庭学習の習慣をつけさせることです。
ですから、個々の学習の理解度については、先生が全く関知しないことはありませんが、親がちゃんとチェックするべきであり、そのチェックができるように学校は宿題を出しているのだとYさんは言います。
つまり、宿題は家庭(親)の責任の元で行うべきだということですね。全てを学校任せにしないよう心掛けましょう。
認識の違いでついやってしまう親のNG行動
宿題は家庭(親)の責任の元で行うものだという認識を持っていない親が、ついついやってしまうNG行動にはどんなものがあるのでしょうか。
子どもの宿題をノーチェック
共働きで日々忙しいのは理解できますが、今子どもが学校でどんなことを勉強していて、どの程度理解しているのかをチェックしない親が増えているとYさんは言います。
たいていの宿題は親に丸付けまで求めているそうですが、丸付けされていない宿題も多く、それどころか全く何もやらないまま提出する子もいるのだそうです。
個人面談の際に伺ってみても、「やらない本人が悪い」「クラスで恥をかけばいい」といった答えが返ってくると、宿題は学校の責任においてやらせるべきだと認識されているのが分かるとYさんは言います。
学校に「もっと宿題を増やしてください」と言う
先程もお伝えしましたが、学校は宿題を出す義務はありませんし、先生はサービスで宿題を出してくれています。
本来学校がやるべきことは、出した宿題をきちんと全員が提出できるようにすることですから、全員が無理なくできる量を考え、出されているのです。
出された宿題が簡単ですぐに出来てしまい、時間が余ってしまっても、他の子も同じ状況かと言えばそうとは限りません。Aさんは余裕でもB君にとってはいっぱいいっぱい、ということは十分にあり得るのです。
宿題が少ないと思ったなら、学習塾へ行かせて勉強させるとか、書店でドリルを買ってやらせるなど、子どもに合わせた学習量が与えられるよう、家庭で工夫してやるべきだとYさんは言います。
「先生から宿題をやるように本人に言ってください」と言う
子どもがなかなか宿題をしようとしないことに困り果て、先生に助けを求めたくなる気持ちは分かりますが、宿題をやるように子どもに促すのは親の役目です。
ゲームばかりで宿題をしない子には、宿題をしてからゲームをするというルールにしたりするなど、各家庭での工夫が必要です。
先生の言うことなら子どもも聞くからと勘違いしている親は多いようですが、最近は先生の言うとも聞かない子どもも多いとYさんは言います。
先生もやることが沢山あり大変ですから、宿題をしないことへの対策くらいは家庭でするよう心掛けたいですね。
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このように、「宿題を出すのは学校の義務ではない、宿題は家庭(親)の責任の元でやらせるもの」と認識すれば、親たちが抱える宿題の悩みは、ほとんどが解消できてしまいます。
子どもの教育は学校と家庭が協力して行うべきであり、どちらかに責任を押し付けることがあってはなりません。
お互いが協力して子どもを支えてこそ、子どもは学習の習慣が身に付き、成長できるというものです。
もし心のどこかに「宿題は学校の責任だ」と思っていたところがありましたら、少し考えを変えてみましょう。
今日からでも遅くありません。宿題を通して、子どもと向き合えるよう意識してみると良いですね。
