フレッシャーズ編集部

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就職活動をする際、受ける会社はほとんどが「株式会社」ではありませんでしたか? 当たり前のように目にする株式会社ですが、それって一体どんな会社のことなのでしょうか。今回はそんな素朴な疑問にお答えしましょう。会社という組織について、深く知るきっかけにもなるかもしれませんよ。

■株ってなに? 株式会社って?

株式会社というのは一つの企業形態のことで、日本では最も多い形態となっています。細かくした社員権を「株式」としてお金を集めて、お金を出してくれた人を「株主」と呼びます。

株式会社は、より多くの人達からお金を集めて、世の中に役に立つことをして利益を得ます。その利益を株主に「配当」として配ったり、新たな設備投資としてもっと事業を拡大するために使って、どんどん大きくしていきます。単にお金もうけのために存在しているわけではなく、むしろ世の中に役に立ちたいがために、資金を募る方法を「株式」という形にしたというわけです。

■株主と従業員

法律上の「株式会社」について調べると、従業員のことがあまり出てこないことがわかります。これは、株式会社の組織について理解することで納得ができるかもしれません。

株式会社の組織は大きく分けて3つで、株主総会、取締役会、監査役です。これらが三権分立のようにお互いに関係し合っています。ここに従業員を入れるとすると、取締役会に属する代表取締役(社長)にくっついている形になります。株式会社の運営は、「株主の意見を取締役が(従業員を動かして)実現して利益を得る。好き勝手させないために監査役がいる」という構造になっています。

「会社は誰のもの」という議論の一つの答えとして、株式会社の特徴の一つに「所有と経営の分離」というものがあります。つまり、「所有」は株主にあり、「経営」するのが取締役会ということです。従業員は、取締役会が業務を執行する中に位置付けられているのです。普段、従業員である私達が「ウチの会社は……」という言い方とは、何となくズレを感じるかもしれませんね。

と言っても実際に中小企業などでは、株主は社長一人だということもよくあることです。株式を公開しておらず、外の人が株を持っていない会社なんてたくさんあるということですね。

■従業員持ち株会へ参加すると……

株主と会社について考える上で一つ特殊なのが、従業員が自社の株式を買うという「持ち株会」です。大企業などではかなり導入されていて、例えば1万円の株式を買う場合に500円を会社から補助されるというように、少しだけ報奨金があることもあります。従業員でありながら株主となることによって、会社に貢献して利益を上げようというやる気が出たり、業績に敏感になるといったメリットもあります。ただし、荒れることが予想される株主総会などで、会社側から従業員株主に対して「総会で前の方に居座って、他の株主から変な質問がされないように妨害しろ」などという命令を出すのは不当です。

いかがでしょうか。「株式会社」についてよく知っておくことで、これから働く自分の会社についての客観的な目線も養えるかもしれませんね。

(ファナティック)