【自由研究イベントリポート】殻を割らずに「古い卵」を見分ける方法とは?
クックパッドで自由研究イベントを開催!

先日、読売KODOMO新聞と、クックパッド自由研究コーナーが共同で、クックパッド食みらい研究所 特任研究員・石川伸一先生による、古い卵を見分ける実験イベントを開催しました。参加した小学生4人も興味津々!その実験内容を詳しくリポートします。
実験のお題
おいしいゆで卵を作ろうと思い、スーパーで新鮮な卵を買ってきました。しかし、たまたま家にあった古い卵と見分けがつかなくなってしまいました。古い卵と新しい卵を見分けるにはどうしたらよいでしょう?
※ただし、卵を割ってはいけません。
用意するもの
・新鮮な卵(購入して1〜2日以内が望ましい)
・古い卵(2週間以上冷蔵庫から出してあったもの)
※褐色の卵は違いがわかりにくいので白い卵を使いましょう。
※卵は古いほど実験結果に違いが出やすくなります。
さっそく実験スタート!
実験者にはどちらが古い卵かわからないよう、2つの卵に「A」と「B」のしるしをつける(数字や記号でもOK)。実験や観察を通して新鮮な卵と古い卵の違いを比べ、どうすれば見分けられるか考えていきます。
さあ、あなたならどうしますか?一緒に考えてみてくださいね。
【実験1】観察してみる
卵の見た目(色や形)を比べたり、ルーペを使って卵の表面を詳しく見比べたり、手触りや匂いの違いを観察してみます。「Aはザラザラしてる気がする」「Aは生っぽい匂いがするけど、Bは匂いがしない」など、観察するなかで、さまざまな感想が飛び出しました。
【実験2】懐中電灯で照らしてみる

懐中電灯を卵にあてて、AとBの違いを比べてみます。
【実験3】紫外線をあててみる

紫外線ライトで照らすと、Aの卵は紫色になり、Bは白っぽく光りました。
暗い部屋などに入り、紫外線ライトを卵にあててみます。A、Bそれぞれどんな違いがあるか比べてみます(※紫外線ライトは肌に有害なので子どもの肌を直接照らさないよう注意が必要です)
【実験4】水の中に入れてみる
水道水の中にAとBの卵を入れてみますが、特に変化はみられません。
【実験5】濃度の違う食塩水の中に入れてみる
10%、11%、15%の濃度の食塩水を用意し、AとBの卵を入れてみます。
10%の食塩水では、Bの卵だけが縦になりました

11%の食塩水では、Bの卵だけが浮かび上がりました

15%の食塩水では、AとB両方の卵が浮かび上がりました
最後に割って確かめてみましょう

最後に、卵を割って確かめてみます。新鮮な卵は、白み(卵白)がぷっくり盛り上がっているのが特徴です。つまり…
A=新しい卵
B=古い卵
という実験結果になりましたね!予想は当たりましたか?
石川先生による解説
●観察による見分け方
卵の殻の手触りは、新しい古いではなく卵の個性なので、残念ながら古い卵を見分けるのには役立ちません。ただ、匂いについては新鮮な卵のほうが強く、古くなると匂いがしなくなります。というのも、卵には目には見えない穴がたくさんあいていて、その穴から二酸化炭素と一緒に匂いも出ていってしまうからなんです。
●光による見分け方
紫外線で光る物質(ポルフィリン)が多く含まれるのが新鮮な卵。つまり、紫外線ライトをあてたときに光ったほうが新しい卵といえます。逆に、懐中電灯で照らしたときにゆるやかなカーブのほうに空気がたまって見えるのが、古い卵です。ここには白身から揮発した二酸化炭素がたまっていたと考えられています。
●水による見分け方
卵は古くなると気室(空気の部屋)が増えるので、重量も軽くなり、水に浮きやすくなります。食塩水の濃度が濃ければ濃いほど物質が浮きやすくなりますが、両方とも浮いてしまうと見分けがつかないので、だいたい10〜11%くらいの濃度の食塩水で実験するとわかりやすいです。
卵が古くなるにつれ、様々な変化が起こるということがよくわかる実験でしたね。冷蔵庫の奥に古い卵が眠っていたら、ぜひ、おうちでも実験してみてください。夏休みの自由研究にもぴったりですよ。
協力:読売KODOMO新聞

「読売KODOMO新聞」は、小学生に新聞を読む習慣を身につけることを目指した新聞です。子どもが楽しく読めて学習に役立つ内容が満載!【毎週木曜日発行:月500円(税込)】
クックパッド自由研究

料理や食べ物をテーマにした自由研究ネタ集のサイト「クックパッド自由研究」学年・教科別で探せるほか、低学年の子どもにもわかりやすい動画つきのネタもあります。自由研究にネタ探しに困ったら、ぜひチェック!
