私は戦争体験を持つ多くの元パイロットへインタビューを重ねてきたが、乗機が撃墜され、あるいは墜落したときの話ができる人は多くない。言うまでもなく、飛行機が墜ちることは、大抵の場合、死に直結するからだ。生還した人は、一種の臨死体験をしたとも言えるが、生死を分けたのは果たして何だったのか。ギリギリのところでの無意識の操縦操作で助かったと思われる例や、駆け付けた味方機に間一髪のところで助けられた例もあって